16日、火曜日は今年第1回目の環境教育会議だった。
去年12月5日に最後の会議をこぢんまりとやって、今年度の活動計画を立てた。
今回の目的は、その承認とパイロット校について等々。
先週、一つ一つの事務所を回って、新年の挨拶と書類を渡してきた。
さあ、今日の集合率は、いかに。
AMSCLAE アティトラン湖を守るための政府団体
MARN 環境省、ソロラ県事務所
INAB 林野庁 ソロラ県事務所
MAGA 食料農牧省 ソロラ県事務所
PyGass ソロラ市役所内の、水環境プロジェクト
CONAP 国立の自然保護区を管理する団体
MAIZCA コミュニティーに対するプロジェクトを行う団体
私
なんと、主要団体で参加できなったのは、2団体のみでした!!!
すごい。ありえない。
去年の努力が、クリスマス・年末・新年とともに流れていなかったことに感謝!!
みんなの中で、月に1回の会議が定着しつつある。
まずは、私のカウンターパートに関する件と、それに対する教育省への考えを、
みんなが出してくれた。
環境教育委員会が発足するにあたり、役員や役割を決めた。
その時、私のカウンターパートはとても信頼されていた人であったし、
私の所属も教育省だったので、リーダーは教育省となっていたのだ。
しかし、私のカウンターパートが学校に戻ってしまった今、
環境教育委員会としても、この状況をおいておくことはできない!!
と、皆が意見を出してくれた。
中には、「うちの団体においでよ!!机も、インターネットも、お茶も、全部あるから」
と言ってくれたメンバーもいた。感激!!
私自身としては、スペイン語も以前よりもできるようになり、残り半年なら、
カウンターパートなしでも働けると思っている。
しかし、それでは、私の技術を直接移転する相手がいないということになり、
私が任期を終えた後の継続性を見ても、問題は多い。
もちろん、これまでの半年間、常に
「私がいなくなっても、グアテマラ人自身で環境教育を続けていけるように」
ということを考えてきた。
だから、カウンターパートだけでなく、他の環境団体のメンバーにも、
「何かを伝えて、何かの刺激を与えられるように」努力してきたつもりではある。
でも、後任のことを考えても、やはり、カウンターパートの存在は必要だと思っている
教育省の現場にいる私としては、今年は選挙の年というのもあって、
年始早々いろいろ、ごった返している。
なので、所長や上司を攻めることはせずに、今は見守っている。
これから、どうなることやら・・・。
話はそれたけど、会議の内容の続きを。
その後は、この1年間の日程・活動の確認。
学校の環境委員会の先生や、校長への講習会を始め、一日環境教育講習会、
先生になる高校生への講習会など、14個の活動を計画。
それらを、どの月に行うのかを皆で確認した。
その中で、皆が6月5日の環境の日のイベントを今から楽しみにしていることがわかった。
さすが、イベント好きのグアテマラ人。
やっぱり、去年、悩みながらも実行してよかった。
それが、彼らの自身とやる気につながったのなら。
今年も、いろいろ楽しい企画を考えよう。
その後、小学校のパイロット校の話を始めるが、続きは22日となった。
なぜなら、11時から、あるおじさんが環境教育の教材を作っており、
その場所を、皆で訪ねに行こうという事になっていたから。 大移動
到着。
そこは、パナハッチェルに向かう道の途中にある。
丁度、ソロラの町のはずれといった所か。
私も、以前、そのおじさんが連絡を取りたがっていると言うことを他の同僚を通して聞いていたが、なんとなくそのままになっていた。
そのうちに、AMSCLAEが連絡を取り始め、「その教材がとてもいい」
と言うことで、印刷費用を出すことになったのだ。
それで、皆で、そのおじさんの活動を見に行こうということに。
おじさんの教材は、一言で言うと「塗り絵」
アティトラン湖の周りの村、それぞれに合わせて話と絵が異なっている。
その中の一つは、
ある男の子は、湖や自然をとても愛していた。
それが、ある日、大きくなって戻ってみると湖が汚染されている。
心を痛めた少年は、知り合いを集めて講習会をしたり、環境教育をしたりした。
そして、湖には美しい自然が戻り、鳥や動物や観光客も戻ってきた。
と言う話。簡単だけど。
おじさんの目的は、まず、子どもたちが絵本に塗り絵をする。
その後、各クラスで役を決めて簡単な劇を行うと言うこと。
そうして、子どもたちが、自分もそれに関わっていると言うことを感じて欲しい。
というのが目的なのだ。
もう、おじさんは、その話自体を映像にしてDVDに焼いているし、
ある学校が、劇をしている様子もDVDになっている。
これを、講習会で先生達に見せて、教材を渡して、各学校で行ってもらおう!!
ということに。
最後、次にリーダーになるAMSCLAEのメンバーが、おじさんを環境教育委員会に誘う。
おじさんは、「喜んで」と言って、みなで拍手。
そうして、無事に第1回の会議は終わったのでした。
2月の第1日曜日には、第1回の湖の大掃除大会がある。
そこには、スキューバ教室の人が来て、湖底の掃除もするらしい!!
グアテマラに、スキューバ???
ちょっと、期待☆ 絶対友達になろう!!
また、その時の様子も、報告するようにしまーす!!