母の日に思う (職場版)


残酷版だけで終わるのは悲しいので、職場の母の日の事も書こうと思います。

そうそう。グァテマラでは母の日は5月10日です。
日本では、5月の第2土曜日になったのかな??

ここ、グアテマラでは、母の日には「母」は仕事が休める。
ちなみに、自分の誕生日にも休めるし、なんと「秘書の日」なるものもある。
「秘書の日」は、秘書だけが休める。
そして、去年の日記に書いたけど、未婚の母でも、「母は母」
結婚していても、子どもがいなかったら「母ではない」。もちろん、独身女性もね。
でも、頑張っても子どもが出来ない夫婦というものはいるので、あいまいな部分もあるらしい。

ということで、私たちの間では「ボランティアの日」があれば、堂々と休めるのにね。
と話している。ま、冗談だけどね。

ということで、母の日の当日は、母たちが休んでしまうので、前日の9日に祝った。
去年は、サロンがあったので事務所全体で祝ったけど、今年は教育開発局のメンバーで。
男性陣が張り切って準備していたので、お金を預けて任せることにした。


そして、午後3時半ごろ、県事務所の女性メンバーが所長室に集められる。
30分位して、おやつとプレゼントを抱えて戻ってきた。

その後から、局でのお祝い。
始めの言葉があり、男性陣からの言葉。
その後、「Fujiも、何かやって!!」と言われて、簡単なゲームをする。
ペアになって、役を決めて握手をして待つ、リードする人に自分の役が呼ばれたら、
相手の手の甲をたたけると言うやつ。
今回は「ママ」役と「マロ」役(悪人と言う意味・笑)
なかなか、楽しんでくれたようだ。

その後、おやつの時間。ピザとコーラ。グアテ人セレクションは「ハワイアン味」
あの、パイナップルと、ハムと、マヨネーズ味。 これを選ぶところが、グアテマラ人。

そして、母たちからのコメント。今回は3人いる。

一人目は、今年から働き始めたおばちゃん。
涙ぐみながら、
「所長室に呼ばれたときは、これっぽっちも感動しなかった。あそこにいるだけで、緊張してしまう。(普段、プレッシャーが強いので)でも、ここに戻ってきて、本当に安心した。
これまで働いてこれたのも、みんなのおかげだし、この局で働くことができて本当に嬉しい」
と話していた。
このおばちゃん、本当におばちゃんで、とっても可愛い。気前も良い。おっちょこちょい。
愛嬌がある。
出会って5ヶ月か・・・。なんだか、そんな事を感じさせない(おばちゃん感)あふれる人。

そして、2人目は去年から働き始めた人。

「こんな会を開いてくれて、本当にありがとう。すごく嬉しい。
チームは、長で決まると言うけど、こんな良い長の元で働けてとても嬉しい。
私たちは仕事に毎日8時間を費やしている。これは、家族と過ごす時間よりも長い。
だから、仕事が楽しいと言うことは、とても大事なこと。この、教育開発局のメンバーは、私にとっては家族のようなものだ。ありがとう。」

うふふ。実は曰く付きの彼女です。
3人目は、未婚の母です。彼女は「2人目の彼女がもう全部言ってくれたから」と言うことで、
簡単な挨拶で終わりました。
ちなみに、局から彼女らへのプレゼントは砂糖入れのつぼと、コーヒーカップ2セットでした。
やっぱり、食事用の品物が中心ですね☆はい。

その2日後、金曜日。

カウンターパート(29歳、2児の父)に、「昨日の母の日は何をしたの??」と聞くと、
「何もしてないよ」と。
「またまたーー。本当に??」
と言うと、
「ありがとうのカードを作って、カラーで印刷をして、
娘が学校の宿題で夜ご飯を作るといったから、その材料費を出したよ。
ちょっと料理も手伝ったよ。」と。
そのカードの白黒版を見せてもらうと、「お母さん、大好き。お母さんが一番」
との気持ちがこもったメッセージがあって、ちょっと、感動した。

ちなみに、このカウンターパート、以前「好きなテレビ番組は??」と聞くと、
ちょっと考えて、
「うーん。 子ども用番組」 と答えた。
「自分で見たい番組を見てても、子どもが来て「これが見たい」って言うから、一緒に見てる。」
なんて、可愛いんだ。
このカウンターパート、なかなか、いい人なのです。今度、書きたいと思います。

なんだか、まとまらないけど、グアテマラ版母の日でした。
by fujika0316 | 2007-05-16 03:51 | グアテマラ
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