講習会週間


早いもので、10月も4週目になりました。恐ろしい。
初めて会った人に、どのくらいグアテマラにいるの?と聞かれ、
「1年と3ヶ月だよ。後8ヶ月で日本に帰るよ」と答えるたびに、
本当に、月日の過ぎるのが早いことを感じる、この頃です。


先週は、講習会週間でした。
と言っても、私が講習会をするのではなく、参加する立場。
あぁ。「参加するだけって、こんなに気分が楽なんだ」と感じるとともに、
他の人が、どのように講習会をするのかをみて、色々学ぶことができました。

月曜日は、CONAPという、自然保護地域を保護・維持する団体の講習会。
彼らは、その指定された地域を守るとともに、絶滅危惧種の保護にも関わっている。

ソロラにも事務所があって、環境教育委員会のメンバーでもあるんだけど、
今日は、首都からファシリテーターが来て、講習会の開催。

まずは、そのソロラ県の環境教育、環境保護に対する、FODAの話し合い。
FODAは、長所、短所、弱点、可能性(日本語、変?)の、各項目についてあげること。
今日は、70%の環境団体が参加している。いつものメンバー。

でも、首都から来た人への、意見の出し合いだけに、
「環境教育委員会」で、こんな活動をしているんだよ!!ってことを、
嬉しそうに話している同僚を見て、こっちも嬉しくなる。

最後は、皆でお昼ご飯を食べて解散。
こうやって、自分たちが環境教育委員会として活動していることを、誰かに伝えるって、
皆にとっても、とても大事なことなんだなーと思ったのでした。

そして、水曜日と木曜日は、SIPECIFという、山火事を消す団体の講習会。
この講習会も、首都から担当者が来ての開催。
今、グアテマラは雨季なんだけど、11月から本格的な乾季になる。
その乾季に、山火事がよく発生するので、それを防ぐために、全国を回っているらしい。

まず、水曜日の午前中は、そのファシリテーターによる、
「講習会で、村のコミュニティーや学校で話す際に、大事なこと」の講義。

・眼を見て話す  ・大きい声で話す  ・聞いている人が参加できるようにする 等々、
当たり前なんだけど、こう、改めて聞くと、勉強になることが多かった。

この、講師が若い男の人だったんだけど、しゃべる、しゃべる。
すごく早口で、びっくりしたけど、意外と聞き取りやすいスペイン語だったので助かった。

その後、アイスブレーキングの練習。
その本に、例がいくつか載っていて、グループに分かれていくつか選ぶ。
それを、話し合って、他のグループに対して行う。という事をした。
これも、なかなか、面白かった。

午後は、その団体の「山火事を防ぐために」と言う内容の、講義を受ける。
プレゼンのページが、やく25ページあって、その講義を聴く。
それを受けて、次の日の午前中に、参加者が順番に、
自分の担当のページを、皆の前でプレゼンをする。と言う内容。

その、最終のプレゼンをするときは、ビデオにとっているので、
最後、参加者全員で、そのビデオを見て、皆で改善点をアドバイスすると言うもの。
内容自体は、そんなに難しくないんだけど、スペイン語が心配で、心配で。
一人、緊張していた。

いよいよ、次の日、木曜日。
朝、時間通りに行くと、私一人。なので、担当箇所を復習する。
そして、プレゼン開始。

結果は?
なんとか、無事に終わったけど、「焚き火」「焼畑」「山火事」「火事」との、
それぞれのスペイン語の単語が、正確に覚えていなくって、適当にごまかした。
きっと、「話を聞いて理解する」だけだと、自分の中の経験や、日本語での思考も手伝って、
何とかできるんだけど、「自分で説明する」段階になると、やっぱり正確さが必要になる。

そんなことを、身にしみて感じたのでした。

後は、この講習会で、新しい2つの環境系NGOのメンバーとの人脈を築けたこと。
やっぱり、同じ講習会を2日設けていると仲良くなる。
そして、次回の環境系団体の会議に招待することができた。
後は、ソロラにもキャノピーのできる公園があり、今度連れて行ってくれることになった。

等々、色んな意味で収穫の大きかった1週間でした。
週末は、金曜日が休日だったので、2泊3日を利用して、コバンと言う街へ旅行。
これも、ミラクルがいっぱいだったので、次のブログにて☆
by fujika0316 | 2006-10-26 08:06
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