逆適応

協力隊に行く前の、訓練の時には、語学の勉強だけでなく、開発のことや、健康の事等々
いろんな内容の講義を受ける。

その中で、「適応」に関する話があった。

新しい、異なる文化の国に適応して、2年間経って日本に帰ってくる。
そんな時、意外と、日本に戻ってきた時に日本の文化に適応するのが難しかったりもする。と。
中でも、印象に残っているのは、体というか、しぐさ・動作として身についたものほど、
無意識のうちに残ってしまうということ。

協力隊や、海外経験の多い皆様、経験ありますか??

たとえば、私がグアテマラから帰ってきたときは、やっぱり安全意識が抜けなかったなぁ。
こう、日本は安全なのに、かばんを抱きかかえて歩いてしまったり(笑)
は!!として、かばんの中の財布の存在を確認してみたり。

あ、後は、音楽のリズムに体が乗ってしまうこと(笑)
もう、これは、キューバ人の下、一年間もエアロビをやっていたのが問題です。はい。
今でも抜けていません、、、直す気もありません(笑)

で、今回のバンコク生活は、約4ヵ月半ということもあり、
バンコクが都会だったということもあり、
きっと、大丈夫だろうと高をくくっていたのですが・・・・

ありました。 ひとつの無意識の癖。
それは、自動改札を、すばやく (しかもお腹から先に通り抜ける) ということです(笑)
バンコクのスカイトレインの自動改札は、狭いし、扉が閉まるのが超早くって、
何度挟まれたことか・・・・
しかも、意外と痛いんですね・・・・・
で、日本に帰ってきて、しばらくはその癖が抜けなくて、というか、
日本の自動改札の扉が、どのタイミングで閉まるのかわからなくって、すばやく通り抜けてました(笑)

これが、無意識で、やっちゃった後に、ぷぷぷと、自分で笑っちゃうんですねーー☆


そして、あと一つ ありました。

先日、大学内を歩いているとき、法学部の前で子どもが3人遊んでいました。

てっきり、留学生が連れてきた子どもたちかと思って、それを見て、思わず笑いかけました。

すると、

「ねえ、なんか、笑われちゃったよ=====」 って、子どもが叫びました。

いやいや、他意はないんですけど、変質者でもないんですけどね。
そのときに、自分が無意識に「子どもに笑いかけるようになっていた」ことに気づきました。

発展途上国にいると、その辺に子どもがたくさんいて、すごくかわいくって。
そんなのを見て、ほほえましく思っちゃうのは、なかなか抜けないですねーー

皆さんの逆適応ネタ、お待ちしております☆
by fujika0316 | 2009-04-02 20:39 | ひとりごと
<< 鍋を使わない理由 教育と教師 >>