教育は、おもしろい!?

私が、小学校1年生のときに、妹が生まれた。
年の離れた妹は、とても可愛くて、
赤ちゃんて本当に可愛いと子どもながらに思った。
それが、人間って面白い!
教育って面白いって思った最初のきっかけかもしれない。

中学に入って、そこは静岡大学の附属中学校だったから、
大学から教育実習生がたくさんきて、
先生たちも、日々の授業の研究をしていて、授業もとても面白かった。
当時、授業の後にその時間で学んだことを書いて先生に出したりしていた。
今でいう、ふりかえり!
そして、年に何回か研究発表のときには、授業公開をして
色んな先生方が授業を見に来ていた。

当時、約25年前は、ゆるい時代だったので、
生徒会か、何かの用事で友達と土曜日に休日登校をしていたら、
先生が、お昼ごはんを定食屋さんでおごってくれた。

その時に、
「こんなに、授業や教育の研究をしていても、
『結局、附属の生徒は、受験をして入ってきた生徒たちだから、授業や研究が成り立つ。
 それを、普通の中学に適用できない。』
って言われちゃうんだよー。」
と、ありのままの大人の話を中学生にしてくれた。

それが、とっても心に残っている。
今、小学校の現場で仕事をしていて、
いろんなことが毎日あって、
毎日、毎日、授業をしていて、
大変なことがたくさんあるんだけど、
きっと、これを乗り越えて、何か、乗り越えるコツが分かれば、
誰かの役に立つかもしれないと思う。

授業が面白いとき、充実しているとき、
子どもの様子や、ノートで、その結果がわかる。

さて!明日も頑張るか〜!

# by fujika0316 | 2023-11-23 20:13

今の気持ち

池田先生が、11月15日にお亡くなりになりました。

今の気持ちは、とても言葉に出来ないけれど、
私が、もし、会員じゃなかったら、きっと「会員の人はどんな気持ちなんだろう。」って思う。

私が、今の気持ちを少しでも言葉にすることで、ネット上の架空の想像の言葉じゃなく、
少しでも生きている言葉が伝わればいいなと思って、書くことにしました。

これは、今の気持ちだから、もちろん変わることもあるかもしれない。
これは、私の、気持ちだから、学会の人みんなと同じ気持ちではないと思う。
でも、こんな気持を持っている人がいるって、誰かが知ってくれるだけでもいい。
自分の気持ちが整理されるだけでもいいって思って書きます。

私は、創価学会員です。
大学も、創価大学卒業です。生まれた家が創価学会だったけど、
今は、自分で選んで信仰をしています。

私は、静岡で、中学1年のときに、男子達にいじめられていました。
長女だから、親にも心配をかけられないと思って言えなかった。
受験して通っていた学校だったから、心許せる友達も少なかった。
自分の価値が分からなくて、苦しくて、心を無にして通ってた。
いじめにあった人の苦しみは、いじめにあった人にしかわからない。

そんなときに、池田先生に書籍を頂いた。
その時に、先生の言葉に出会った。
「あなたが、自分で自分をだめだと思っても、私はそうは思わない。
 あなたを信じる。」って感じのことが書いてあった。
この世に、だれか、一人でも自分のことを信じてくれている人がいる。
それだけで、生きていこうと思えた。
祈って、祈って、努力して、2年生ではいじめがなくなって、
初めて、祈りってすごいと思った。
池田先生に会ってみたいって思った。

高校は、関西創価高校へ。
本物の池田先生は、あたたかかった。おもしろかった。
いや、学園生の気持ちを明るくするために、たくさん冗談を言ってくれた。

まだまだ、書ききれないことがたくさんあるけれど、

私にとっては、命の恩人。
誰が、なんと言おうと。
あのとき、あのまま、
自分で、自分のことをだめだと思い続けていたら、今の私はない。

11月18日、私はスペイン語の試験を受けていた。

ちょうど、14時30分ころから、携帯の電源を切っていた。
17時すぎに、無事に終わり、
初めて訃報を知った。

悲しかった。
私の両親は、まだ生きているけれど、
親を亡くす悲しみに似ているのかもしれない。
昨日一日は、思いのまま、先生との思い出を、原点を、
たくさん思い出して泣いた。

一日たって、少しずつ、気持ちは落ち着いてきたよ。
仏法では、死は、次の生への一休みだから。
池田先生は、私の心の中で生きているから。

これからが、もう一度、人生の頑張り時!!!
私は、まだまだ、チャレンジを続けるよ!
自分の使命を、生まれてきた意味を果たしきるまで。

# by fujika0316 | 2023-11-19 20:32 | 近況

佐藤学先生の講演から考えたこと

日本比較教育学会 59回大会のシンポジウムでは、
『持続可能な未来に向けた「学びの共同体」』のテーマのもと、
佐藤学先生から基調講演があり、とても考えることが多く、
少し、記録に残したいと思う。

日本の小学校の教員にとっての比較教育の意味。

佐藤先生の話の中で、大学院でアメリカの教育を研究した経験を語られ、
日本の教育を、外側からみないと学問にならないこと、
外側に軸を持つことで、学問が深まることの話があった。

また、韓国の教育政策について、政権が交代すると教育関係の人事も変更になり、
教員が早い時間に勤務を終えてしまう課題が生じた事例も紹介していた。

そのことと、関係しているか分からないが、
教員として、子どもたちに教育をする大前提に、
「自分が行っている教育が、自分の考える最善のことだと信じて行っている。」ということがある。
教育は、研究室で行われているわけではないから、
「子どもにこんな教育をしたらどうなるか実験してみたら、失敗しました〜!」
は許されないと思っている。
もちろん、教員も人間なので、
「この単元を、教科書を元に授業を組み立てて、こんなやり方で行ってみたら、
思ったより子どもの理解が深まらなかったので、次回の授業でこんなフォローをします。」
といったことや、
「隣のクラスで、こんな導入と発問で子どものやる気と理解が深まったみたい。」
という情報交換をして真似をしてみるということは、よくある。

でも、新しいこと、大きなことに挑戦するときには、
子どもへの影響、他クラスへの影響、他学年への影響等々に思考を
巡らせていく必要がある。

その時に、教育研究や、比較研究がとても参考になる。
他の国で上手くいってるなら、日本でも応用ができるのかも!とか、
この国で、この方法がうまくいかなかったなら、日本でも取り入れないほうがいいね!とか。
もちろん、外国とは文化や背景が違うので、配慮事項は変わってくるが、
大きな参考資料になるのは確かだ。

もしかしたら、教師自身がそうやって、自身の教育を一歩客観的に捉えること自体が
大きな意義なのかもしれない。

子どもが、みんな善くなろうとしているように、
教師もまた、善い授業・善い教育をしようと思っているのです。

# by fujika0316 | 2023-06-25 15:26 | 教育

比較教育はあたたかい

久しぶりに、とっても久しぶりに、日本比較教育学会のシンポジウムと懇親会に参加しました。

小学校の現場に入って、研究はほとんどできていなかったので、
参加することはとても勇気が要りましたが、
先生方は、皆さん優しくて、
大学院時代の友達がみんな立派になっていて、でも、話すと当時にすぐに戻れて、
たくさん元気を頂きました。

午前中、カンボジア教育を研究しているさやかさんが時間を作ってくれました。
彼女は、カンボジアでたくさんの先生方にインタビューしているので、
話を引き出したり、聞いたりするのが、すごく上手!!
自分の考えていること、モヤモヤしていることを話すだけでスッキリしました!!

上智大学でのシンポジウムでは、佐藤学先生から「学びの共同体」の話が。
ここで、考えたことは、また別で書きたいと思います。

シンポジウムで、佐藤先生が語られていた、「教育を選んで良かった。」
という言葉に、じーんと来ました。
きっと、日本中、世界中で、先生達は日々奮闘していて、でも、なかなか評価されないことも多い。
教育を大事に思っている研究者の方々がいるということは、
やっぱり励みになります。

そして、教育を選んで研究している先生たちは、みんなあたたかい。
とっても久しぶりな私を、覚えていて下さっただけでもびっくりなのに、
優しく話してくださって、本当に嬉しかったです。たくさん元気を頂きました!

余裕のない毎日ですが、でも、思考や経験を言語化する挑戦を始めようかと思います。
佐藤先生が、韓国の先生に
「言語は違っても、教育実践が世界の教員の共通言語です。」と言われた
エピソードを紹介されていました。

日本での教育実践で培った知恵が、いつか、途上国で困っている先生の役に立つように、
自分の考えや経験を言葉で残しながら、思考を深めていこうと思います。

# by fujika0316 | 2023-06-25 07:07 | 教育

time flies

お久しぶりになってしまいました。

前回の投稿が、2011年の2月。

あれから、3月に面接に向かう途中で、東日本大震災が発生。
あの時、横浜駅に居て、帰れなくなり、大学時代の友達に助けてもらいました。

それから、無事に仕事をスタートできました。

色々私生活に変化はありますが、元気です。

今は、大変な状況が続いていますが、
みんなで乗り越えていけますように!!


# by fujika0316 | 2020-04-29 07:29 | 近況