勝負


早くも7月になり、入学してから3ヶ月が過ぎました。

4、5月、とにかく、宿題・英語・授業・生活に慣れることに精一杯。
6月、授業の中でも、プレゼンや予習が増え、自分の実力のなさを実感。

そして、7月。
前期の授業が終わるため、プレゼンや、レポートがたくさん待ち受けております。

6月。この一ヶ月は、言い訳をやめて、しっかり英語を勉強しようと決意。
前よりは、身についてきた実感はあったものの、まだまだ、実力がない。
自分の修士論文の概要について、1,2年の合同ゼミで発表したけれど、
これまた、撃沈中の撃沈。
次の週には、指導教官の決定のために、内容をもう一度紙に書かないといけなくて、
どれだけ悩んだことか。

なぜ悩むか。   それは、自分の頭の中にイメージはあるものの、
いろんな本や論文を読んで深めるという作業ができていないから。
ま、授業が忙しくて、時間がないということはあるんだけどね。

でも、昨日考えた。
自分は、「私は、自分に勝った」 っていえるほど、努力し切れているのだろうか?って。
もちろん、努力はしている、
でも、「努力し切る。自分の110%、120%目指して挑戦すること」が大事だと思った
勉強時間とか、睡眠時間とかそんな単純なことではなく、真剣かどうか。
毎日学校で勉強しているし、週末だって、あってないようなもの。
でも、まだ、自分の限界に挑戦しきれていないと思う。
また、長い時間勉強していても、自分の集中力を使い切れていなかったら意味がない

幸い?にも、教育開発のレポートは今月中にA4、10枚のレポートを提出。
そこで、自分の研究テーマ、グアテマラの教育のことを、とことん調べたい。
授業中、先生に聞いた「グアテマラの教育に関する文献が見つかりません」
「本当に探しきれたの?この方法がだめなら、このやり方で、とか、調べきった?
いつか自分が調べないといけないなら、今、その壁を乗り越えたほうがいいんじゃない?」
とのアドバイス。
結局、自分で、自分の限界を決めていたんだと思う。

人がどうとか、人と比べてではなく、自分に勝てたかどうか。
自分に妥協しなかったか。
自分や人をごまかさなかったか。
昨日の自分と比べて、成長できたか。
まだまだやれるのに、「もう無理」と、自分で自分の限界を作っていないか。

後、1年9ヵ月後には、ここを卒業する。
そのときに、笑顔でいられるか。自分自身に胸を張っていられるかは、
今、自分に挑戦できているかということだと思う。

とにかく、この1ヶ月、自分に挑戦しようと思う。自分と勝負しようと思う。変わりたい。
もっと成長したい。もっと頑張りたい。もっと、自分のキャパシティーを広げたい。
自分に勝ちたい、弱い心に勝ちたい、朝に勝ちたい。
自分に勝てなかったら、社会で勝てるはずがない。
言い訳の原因を、人や環境に求めていたら、厳しい仕事に耐えられない。

勉強だけでなく、他にもいろんな悩みがある。
でも、自分が中途半端だったら、今の自分が出した結論に、後で悩むかもしれない。
何かでやりきって、自分にもっと自信がついたら、新しく見えることもあるかもしれないし、
そこで出した結論だったら、その後は、もっと前向きでいられると思う。

もちろん、私も人間なので、1ヵ月後に自分でいろんなご褒美を用意して、
また、一日一日の小さなご褒美も、用意しながら、
とにかく、この一ヶ月、自分に挑戦したいと思う。
# by fujika0316 | 2008-07-05 10:53

ウルワシキ

私が、今勉強している研究科には、3つのコースがあって、
私はその中の国際開発って所にいるんだけど、
その、国際開発って言うのも、さらに3つに分かれている。

それが、経済、農村開発、教育で、全部で30人くらいいるのかなぁ。
半分くらいが留学生なんだけど、日本人でも本当にいろんな人がいて、
大学から直接来た人、ほかの大学院から来た人、社会人を経験してからきた人等々、
本当に個性にあふれている。
そして、ほとんどの人が、ここに来るまでその内容を専門としていなかった人が多い。

たとえば、農村コースの人のなかでも、大学時代は理系だった人とか、
文系だった人とか。
それは、経済しかり、教育しかりなんんだけど、国際開発ってことは、
それぞれの専門を学びつつ、さらに、それを途上国に適応、応用したらどうなるかって
ことを考えるわけで、しかも、それを英語で勉強しなきゃいけないってわけで、
越えるハードルも、数は多いわ、足が伸びそうなくらい高いわで、大変なのです。

で、前置きはこの辺にして、明日はミクロ経済学の授業のテストがある。
この授業は、経済プログラムの人だけじゃなくって、教育の人も、農村の人もとっている。
(私はとってないけどね☆)
もちろん、その、ほかのプログラムで授業をとってる人のバックグラウンドも様々なわけで、
みんな、苦労しているのです。

それで、私がすごいなって思うのは、みんながお互いに教えあっていること。
「教える」 ことで、教わっている人は、自分の疑問を聞いて解決できるし、
教えている人は、自分の口で教えながら説明することで内容を確認し、記憶できるという
いいこともたくさんあるわけなんだけど、
でも、もし、自分に余裕がなかったら、時間がなかったら、教えられないだろうなって思う。
やることや宿題は、ほかにもプレゼンの準備や、レポートや、話し合い、山ほどある。
そんな、自分の時間が絶対的に少ない中で、みんな、教えあっている。
そんな姿を見て、ウルワシイと、思うわけです。

受験社会だったら、誰かわからない人がいても、その人に教えることで、
もしかしたら、その人に自分が負けるかもしれない・・・
とか、人間らしくない葛藤が生まれるかもしれない。

でも、こういう大学院では、他人ができようが、できまいが、自分の出来だけで成績が決まる。
それなら、みんなで勉強して、助け合いながら、みんなでパスしたほうがいいのです。
とか、道理ではそうなっても、やっぱり、自分の時間を使って、相手に教えることができるって、
すごいことだなぁとおもう。
今日なんか、テスト前日ってことで、インド人と、カンボジア人と、インドネシア人と日本人の
学生たちが、額を寄せ集めて、たまに笑いながら勉強していました。
ウルワシイでしょ??
そんな光景を、ほほえましく眺めながら、私も宿題をやっているのです。

明日のテスト、朝も早いけど、みんながんばってねーーー

(あぁ。でも、2週間後くらいから自分も二の舞でアップアップしているでしょう・・・)
# by fujika0316 | 2008-06-30 22:57 | 近況

ごせっけん から

相変わらず、のぞみちゃんペースで毎日が過ぎております。

でも、途中で止まった駅に、いろんなお荷物やお客さんを置いてくることができ、
今は、ちょっと車体が軽くなった気分です。

って、よくわからないよね??ま、いいです。

実は、

6月12日、実は日帰りで東京に ごせっけん に行ってきました。
協力隊出身の方なら、お気づきでしょうか??

御石鹸という、超高級な石鹸のことではありません。

御接見といって、皇太子殿下ご夫妻に、17年度に戻ってきた1300人くらいの隊員から
8人くらいで代表して、帰国報告をしてきました。

17-1の駒ヶ根出身の友達に会えるかな☆と期待していたけど、
17-2と3からもいろんな人が来ていたので、17-1のもう一人は広尾のメンバーでした。
世界中のいろんな地域と、職種と、性別のバランスをとって選んだようです。

終始、穏やかな雰囲気で、ほかのメンバーの活動も、どれもすばらしくて感動しました。
中でも、中国で活動していた看護婦さんの話にぐっときたよ
最初は高齢者の方が戦争体験から、自分に対して冷たい反応をしていたんだけど、
それでも彼女が笑顔で接し続ける中で、「私の娘」と呼んでくれるようになり、
彼女が悩んでいるといううわさを聞いたら、電話がかかってきたこともあったようです。
なんか、そんな人間的な話に感動しました。

私も、落ちはなかったけど、活動の話や湖の話をしました。
帰国から1年。
いい意味で踏ん切りというか、まとめができたような気がします。

あの2年間。 帰ってきたときは大変な思い出とか、苦労とか、悩みとか、
思い出すのも嫌だったときがあったけど、
日本に帰ってきて一年たって思う
私は、自分に正直にがんばったし、自分の中の精一杯の力を出して活動したと思う。
たとえ、誰に評価されなくても、たとえ、誰かに、疑問を投げかけられても、
自分ががんばったこと、一生懸命やったことなら、自分の中の宝物になると思う。
だから、この思い出というか、経験はそのものとして心の中において、
今の自分の場所で、一生懸命・精一杯頑張るしかないんだろうなーーー
ま、自分くらいは、自分のことを精一杯認めて、「がんばったね」って、
言ってあげる必要があるんだろうなぁ。

ま、一歩ずつですね
# by fujika0316 | 2008-06-28 17:15 | 近況

山登り

今日は、15日。
この前、10日で6月の3分の1が終わったと思っていたのに、
いつの間にか、半分が終わろうとしている。
これは、のぞみちゃん並ですね。
私は、こだまちゃんでも十分早く感じるのだけど・・・
時間があるなら、鈍行で景色を楽しみ、途中下車をしたいものですが・・・
とりあえず、夏までは走ります。

私が日本に帰国したのは6月28日だから、もうすぐ1年が過ぎてしまう。
これで、日本に慣れていなくても英語が出てこなくても言い訳ができなくなる。
ま、腹を決めて今の環境でがんばろうと思います。

昨日は土曜日。  朝、友達から嬉しいメールが来た。
希望していた進路から、夫婦そろって内定をもらったとのことだった。
日本出発は来年になるそうだけど、夢に向かって一歩ずつ進んでいる、
その姿に何よりも元気をもらったよ。本当にありがとう。

思えば1年前、帰国して最初に会った友達が、彼女だった。
そういえば、最初に会ったとき、服もまだ買っていなくって、
グアテマラにいた時にはましだと思っていた服を着たんだけど、
「洋服買ったほうが良いんじゃない??」
と、暗に薦められたときは、若干ショックだったなぁ(笑)
そう思えば、こんな私でも、今はちょっと日本人らしくなった??

焼鳥屋で色んな話をしたね。あのときのご飯は全部おいしかったよ。
あれから1年の間に、彼女の環境も、いろいろ大変身。

結婚もして、引越しもして、私も、周りもびっくりしたけど、
でも、それが、二人にとって一番いい道だったんだね。

一人で完璧になろうなんてしなくていい。
一人で夢を実現しようなんて、気張らなくていい。
自分が足りないところを支えてくれるパートナーがいて、
自分が弱っているときに、支えてもらって、
相手が不安になっているときに、自分の精一杯で応援する。
目標に向かう一歩一歩は、とても地味だし、あっているのかわからないときもある。

山が高ければ高いほど、
頂上に向かって歩む過程で雲や霧に包まれることもある。
頂上が見えなくなってしまうこともあるかもしれない。
だからこそ、一緒に成長しながら進んでいける同志が必要なんだね。

山の道の途中で、美しくけなげに咲く花を見つけるかもしれない。
美しい泉に癒されるときも必要だろう。
夜は焚き火を炊きながら、満天の星に包まれる。
朝の小鳥のさえずりに、共に耳を傾ける。
そんな楽しみを共有できる相手がいることが、何よりもの宝物だと思う

時には怪我をして、立ち止まらないといけないときもある。
でも、忍耐強く自分の力をつけていけば、
また新しい一歩を踏み出せるときが来る。

そうやって、励ましあいながら、一歩一歩山を登っていけば、
必ず、頂上にたどり着けると信じている
そして、頂上にたどり着いたとき、そこに来るまでの一歩一歩、
一時一時が、宝物だったことを、実感するんだろうね。
そして、お互いに一緒に歩んできたことに、
お互いの存在それ自体に感謝の気持ちがあふれるんだね。きっと。
そんな素敵なパートナーに出会えて、本当に良かったね☆☆

11月の結婚式を、楽しみにしています。
二人で、一歩一歩、夢に向かって歩んで行ってね。
また、3人でカレー食べましょ☆
私も現実の自分と格闘しながら、一歩一歩進んで行きます。
# by fujika0316 | 2008-06-15 17:40 | 近況

大掃除

大掃除をしました。気持ちも環境も☆
こう、悪循環に陥っている時っていうのは、
例に漏れず、部屋が汚いときなのです。
今週は、週末こっちにいなかったし、
発表が金曜日だったから、それまでいっぱいいっぱいだったし。

ということで、昨日の夜は、明日のチケットを買いに行った後、
部屋をきれいにしました。中途半端だった、洋服の衣替えもして、
大好きな羽毛布団を、スーツケースの中にしまいました。
もう、暑いもんね。
去年の冬、ふわふわの毛布と、羽毛布団があるだけで幸せだった。
そんな羽毛布団ともしばらくのお別れ。
1週間分の食料も調達。脳みそが、たんぱく質を欲しています。
今日の朝、掃除機を掛けて、完成。やっぱり、気分が変わるね。これ。

昨日は、World Bankの方のセミナーのようなものがあったので、参加。
超流暢な英語で、話し続けていました。すごいよ。
やっぱり、社会経験が大事だそうです。
社会で働く中で身につく問題解決能力、コミュニケーション力。
これから、自分をどう磨き続けていこうか、また考えようと思います。

火曜日の新聞の体験談を読んだとき、10年間と言う時間について考えた。
今の自分はちっぽけだけど、ちっぽけな努力をずーっと続けていったら、
10年後には、何か変わっているかもしれない。
確かに、8年前、高校を卒業するときには、今の自分の姿、想像できなかったな。
だから、今の自分にくよくよするより、自分がどの方向を向いているかを
大事にすることにしました。
皆様の励ましのおかげです☆ありがとうございます

明日は、東京日帰り。
午後、ビッグゲストが大学でのゼミに来るんだけど、参加できないので、
夜から合流できるように、新幹線でとんぼ返り。

3年前、協力隊の事務局長の講義のときに質問をしました。
援助の意味について。
あれから3年。
私は、自分で、どんな答えを見つけたんだろう。
明日一日は、ちょっと日常から離れて、
グアテマラでのことを思い出そうと思います。
# by fujika0316 | 2008-06-11 22:49 | 近況