空ノウタ


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切れない絆

ある2組の親子と出会った。

先週の日曜日。

首都からソロラに帰る途中、Los Encuentros(ロス・エンクエントロス)という、
幹線道路から、ソロラの町へ行くバスに乗り換えるところがある。
そこで、バスに乗って出発を待っていた。

すると、後ろのほうで叫び声が。そして、どたどたどたーーーーっと、人が入ってきた。
何事かと思ったら、酔っぱらいだった。
もう、いい年をしたおじさん。
そのおじさんがバスに乗ろうとするのを、乗務員が下ろそうとしていたのだ。
そして、その近くには、小学2,3年生くらいの男の子もいた。

おじさんは「降りなーい。もう、バスに乗ってるーー」など、わめいている。
そのおじさんを、男の人3人がかりで引きずりおろした。

地面に寝ているおじさん。
その横には、男の子がいる。

男の子の顔を、私はなんだかまともに見ることができなかった。

どうしていいのかわかるはずもなく、私は座っていた。
すると、1台の軽トラックが登場した。
そして、運転手とその場にいた人が、荷台に、そのおじさんを乗せた。
その男の子は、荷台の、その、父親と思われる人の近くに座った。

どんな親であっても、その子にとって、親は、そのおじさん一人なのだ・・。



ある、市場の日。
人ごみの中を歩いていると、ある場所で人通りが鈍る。

近くまで来て、その理由がわかった。
ある、子どもが寝ていたのだ。    母親と一緒に。
私は、何か発作があって倒れて、救急車を待っているのかと思ったけど、違った。

物乞いをしていたのだ。
少女は、色鮮やかなグアテマラの布に包まれていた。
左手は途中からなくなっていて、右手も途中で曲がっていた。

一瞬頭が真っ白になり、私は、そこを通り過ぎた。

色んな考えが、頭をよぎる。
でも、時間が経つたびに、強くなる思いは、

「地面に寝かされている子どもがかわいそうだ」ということだった。

いくら物乞いのためとはいえ、こんなに人通りの多い市場の地面に寝かせるのは、
その子の健康のためにも、絶対に良くない。

なんだか、親が、その子の価値を下げているように思えてならなかった。

でも、これは、日常ではないのだと信じたい。
なぜなら、わたしがその親子と出会ったのは、今日が初めてだから。
そして、その親子だけに責任があるわけではない。
グアテマラの社会の中では、障害者として教育を受けること、働くことは、まだまだ多くの困難が残っているからだ。

物乞いは、最後の選択肢だったのだと信じたい。

教育は、人間としての価値を高める。
人間を自立できるようにし、人と協調して生きることを教える。

一方、物乞いは、人に左右されて生きることになる。
自分から働きかけるのではなく、お金を待ちながら生きる、受身になる。
それがひどくなると、
「お金をくれる人はいい人。くれない人は悪い人」との思いが起きてしまう。
やっぱり、それは、人間としての価値を高めることには、ならないと思う。

親子
親と子ども

これは、切っても切れない縁というよりも、
切ることなど、絶対にできないのだ。
子どもにとって、親は唯一の存在なのだ。

世界中に、親子、家族が存在している。
「世界中の家族が幸せになれば、戦争は絶対に起きない」という私の考えは、
日々、強くなるばかりである。
「世界中の家族が幸せになること」と、
親として、いや、一人の人間として、人間性を高めることは強いつながりがある。

その、人間性を高めるために教育があると、私は思っている。
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by fujika0316 | 2006-06-24 07:08 | 近況


番外編

「明日は」といった番外編が、10日以上も経ってしまいました・・・。

ま、忙しかったと言うことで許してください。

番外編と言うことで、イベントが終わってからの出来事を紹介したいと思います。
1つ目は、このイベントを通して、私たちの環境教育に資金を提供したいと申し出てくれた団体があったこと。
2つ目は、グアテマラの新聞に、今回のイベントが紹介されたことと、その反響です。

なんだか、言葉遣いに迷いがあるけど(笑)許してね。

この、1つ目の環境教育に資金を提供したいと言う申し出があったことは、本当にびっくりで、本当に嬉しいことだった。
5日にイベントがあり、翌日6日、C.Pに連絡が入った。
「明日(7日)、会議があるから、3時に事務所に来てください」と。

そして、7日
この日は、パナのみほこさんのお宅に行ったんだけど、途中で切り上げてソロラに向かう。
そして、到着すると2人の男の人が来ていた。
その人たちが、その団体から来ている人らしい。
環境を守る活動をしているらしいのだけど、住民に対する講習会にもっと力を入れたくて、その一環として、私たちに出資をしたいとのことだった。
c・pや他の団体の人たちが、今回のイベントを行う経緯や住民とのかかわりについて話をした。

そして、和やかな雰囲気のまま終了。

その後、環境系団体と話し合った結果、今年、後2回、環境委員会への講習会を行う予定なのだけど、その、後半のほうで資金を使えるように交渉していこうと言うことになった。

こうやって、イベントをやることで、多くの人に知ってもらうことの大事さをすごく実感できた。
また、C.Pや、他の団体の人たちにとっても、自信につながると思う。

二つ目は、グアテマラの新聞Prensa Libre に紹介されました。
これは、JICA事務所の中に広報班というのができて、そこの担当の方が連絡をとってくれたので、実現した。

翌日6日と、12日に掲載されたんだけど・・・・・

今度は、15日の木曜日。またまた緊急会議があると言うことで呼ばれた。
そこについて、会議が始まると、12日の新聞記事が。
その、会議を主催した団体が、「この記事を見てどう思う?」
と聞いてきたので、ゆっくり読んでみた。

そして、納得。

記事には、いかにも私と教育省でイベントを行ったかのように書いてあり、
更に、一番最後の部分に「協力してくれる環境系団体を探しています」との言葉が・・・。

これでは、今まで一緒に作ってきた団体が怒るのは自然なこと。
また、真剣にやっているからこそ、こうやって、会議を開いてくれたのだと思う。

なので、自分なりに事情を説明した。
新聞記者が勘違いをしていること。
事前に、みんなで作った計画書をきちんと提出してあること。
上司は、環境系団体に感謝をしていること。

そうやって話していくうちに、納得してくれた。
また、私も緊急で翌日金曜日に首都の事務所に行き、ちゃんと説明をしてくることにした。
そのことも、みんなに納得を与えたらしい。

一度は、「もう協力できない」と言っていた団体も落ち着いてきた。
そして、次の講習会のテーマを決めて解散。

一時期は、かなりびっくりしたけど、大分落ち着いてきて、本当に良かった。
やっぱり、これからの一歩一歩が大事だと実感したのでした。

番外編終わり。
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by fujika0316 | 2006-06-22 23:33 | 近況


環境の日  1

無事に終わったーーー!!!
はい。
本当に、無事に終わりました。良かったーーー。
終わってこうして振り返ると、いろんな事が思い出されてくる。
約1ヶ月前から準備を始めて、ぎりぎりまでいろんな事があって・・・。

これから、2回か3回に分けて、様子を報告したいと思います。
(どうしても、文章が感情的で長くなってしまうので)

まずは、前日の気持ちから。一言で言うと、

「こんなにぶっつけ本番の行事をするのは、初めて」

と言うことだった。
今回の主役は子ども達。
パレードに参加するのも、合唱コンクールで歌うのも、リサイクル工作を作るのも。

日本だったら、例えば中学校の文化祭でリサイクル工作の展示会をするにしても、
約1週間か2週間前には、作品は集まっている。
名札もちゃんとあって、前日には展示をして、目録まで作ることもある。
大学最後の年に、美術、書道、写真、華道の4団体で芸術展をしたときなんかは、約1ヶ月前には、作品の締切日があった。

今回の締切日は、先週の水曜日。
それでも、私にはぎりぎりだと思っていたのに、集まったのは約3校。

合唱コンクールの参加にも、申込用紙を作ったのに、事前に持ってきたのは2校。

幸いなことに、10日前に校長先生の会議が偶然あって、そこで参加意思を確認することができた。そのおかげで、ある程度は、参加してくれるだろうなとは思っていたけど・・。
もう、日本の常識で考えていると、胃がもたないので、頑張って適応しようとしたけど、
やっぱり、前日の緊張は、相当なものだった。

最終的に、参加してくれたのは、
パレード 19校 (うち、中学校3校)
合唱コンクール 10校 (中学校2校)
リサイクル工作 9校

申込書を、持って来てくれたのは、
合唱コンクール 2校 プラス ゲスト1校
リサイクル工作 3校

これで、いかに、ぶっつけ本番だったか、少しは伝わるでしょうか??

ちなみに、私は市役所がステージを建設しないと言う夢、カウンターパートは、参加者が誰も来ないと言う夢を見ていた。
本当に、夢で終わって、本当に良かった・・・。
このことは、2人にとって、今回のイベントがとても大きなことで、
不安な事が沢山あったという、一つの側面だと思う。

それにしても、私のカウンターパートは本当によく働いてくれた。
勤務時間外も、いろんな人に電話したり、訪ねてくれたり、準備したり、
当日も、気を利かせて動いてくれた。
前も、彼女がいないと、私は今の半分のこともできないと思っていたけど、
今回のイベントを通しても、彼女には感謝の気持ちでいっぱいだ。

今、どんな形で彼女にお礼の気持ちをあらわそうか考えているところ。
話はまとまらないけど、明日から少しずつ、紹介したいと思います。
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by fujika0316 | 2006-06-05 07:14 | 近況


後輩へ

今、訓練を受けている、大事な後輩へ

後1ヵ月半で、グアテマラに来て1年が過ぎる。
本当に時間はあっという間に過ぎていく。
丁度一年前、私は駒ヶ根で約190人の仲間と暮らしていた。
語学の勉強をしたり、色んな企画をしたり、色んな話をしたり・・・
今思えば、毎日3食おいしいご飯を食べられたことも幸せだった。

でも、同時に、まだ見ぬ国、グアテマラに色んな思いを馳せていた。
紛争を経験した国・・・
標高が高い場所にあるソロラ・・・
先住民族の鮮やかな衣装・・・

静岡の海に近い場所で育った私には、雲ははるか遠くにあるものだった。
それが、駒ヶ根という、少し標高が高いところに住んでみて、
空の近さを感じたものだ。

ある日、大切な人に、こう言ったことがある
「グアテマラの空は、どんな空なんだろう。
駒ヶ根の空でも、こんなに近く感じるんだから、
グアテマラの空は、もっと近くに感じるんだよ。きっと」

そして、グアテマラに来て、本当に空の近さにびっくりした。
アンティグアで、遠くに低く広がる雲に感動したこともある。
それが、ソロラときたら、雲の中に町があるのだ。

毎朝、ドアを開けて、はるか遠くの雲が自分より下にある。
この不思議な気持ちには、言葉に出さないまでも、いまだ慣れないでいる。


大学時代も、まだ見ぬ国グアテマラに、不安な気持ちを持ったことがある。
でも、春を待つつぼみがわくわくしている桜の木の下で、こう思った。
「私はこの大学、この自然、花、木、空気が好き。友達、後輩が好き。
きっと、グアテマラでも、沢山のもの、沢山の人を好きになれるだろう。
何かを好きになれる心がある限り、新しい町でもきっとやっていける。」

そして、グアテマラに来て、ソロラに来て、色んなものが好きになった。
美しい湖、アティトラン湖。
色鮮やかな民族衣装。笑顔の豪華なおばちゃんたち。
そして、恥ずかしがりやだけど、とてもかわいい顔で笑う子ども達。
公園のリス
動物屋さんのウサギ
パン屋の犬 2匹
ある家の庭

もちろん、辛い日も、嫌いになりそうなこともあった。
でも、私には友達がいた。同期の仲間がいた。話を聞いてくれる人がいた。
そして、自分を信じて、成長を待っている師匠がいる。心の中に。

だから、やってこれた。
また、進んでいこうって思える。

途上国に限らず、違う国で暮らすことは、楽しいことばかりじゃない。
そう、簡単に「大丈夫!大丈夫!」と言えるものでもないかもしれない。
でもきっと、何かを好きになれる心があれば、
相手を尊敬し、相手のいいところを探す心があれば、
そして、自分を支えてくれる人を大事にすることができれば、
きっと、宝物になる2年間が送れると思う。

辛い思いも、経験も、楽しい思いでも、
最後には、何者にも変えられない、自分の心から消えない宝物になる。
いや、きっと辛かったこと、悩んだことの方が後で輝くのだろう。

だから、とにかく、目の前の限られた生活を大事にして、
今しか会えない友達達との絆を強くして、
思いっきり、おいしいご飯を沢山食べて、わくわくしながら飛び出してください。

私も、楽しみに待ってるからね!!
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by fujika0316 | 2006-06-01 23:30 | 近況


どうなった??

今日は、AMSCLAEという団体で、会議があった。
昨日のうちに、プログラムと課題はプリントにしておいた。

5日、実行するかどうか、これで決まる。
珍しく、9時10分には、ほとんどの団体が集まった。
まずは、参加するかどうかの意思表明から。
緊張の時間だったけど、幸いにも、他の団体は、参加する方向で続けていきたい。
ここで、イベントを中止にしたら、もう、学校関係の協力が得られなくなる。
との意見だった。

最初のほうで、保健省の人の経験談で、一回行事を企画して日程を急に変更したら、
次から、現場の教師が協力することを嫌がった。という話しをしたことも利いたのだろう。
AMSCLAEも、参加すること、その場にいることはできないけど、
これまでに、協力すると言っていた音響関係や、賞品は必ず準備すると言ってくれた。
また、参加できない代わりに、役員全員のお昼ご飯を準備してくれることになった。

これで、みんなの気持ちも盛り上がってきた。

そして、もう一つ、みんなで確認したこと。
それは、私たちが今回のイベントの主催者だということだ。
これはAMSCLAEの女の子が、改めてみんなに確認してくれた。
それを聞いて、私の気持ちも引き締まる。

それからは、各団体の準備状況の現状報告。
また、当日、何人が役員として参加できるかとのリストも作った。
これで、一安心。

プログラムの内容をみんなで確認し、
コマーシャルのラジオ放送のせりふも考えた。
そして、最後には、参加する学校の分担も決めた。
私たちじゃ、回りきれない。
でも、“主役の子ども達が、ちゃんと参加できるのか”“先生たちが、ちゃんと準備しているのか”
心配ごとは沢山ある。
ということで、もう一度、参加するためのフォーマットを現場に配ってもらうことにした。

最後には、次の会議の日程を決める。
5月9日の午前中。次は、環境省の事務所。
「会場提供者は、みんなのおやつも準備するのよ」との、女の子の一言に、みんなが笑う。
こんな話をしていると、子ども達が次の遊ぶ約束をしているみたいだ。
でも、こうして、参加者の団体のほうから、「次の会議の日程を決めよう!」
と意見が出たことが、嬉しかった。

ちなみに、こうして「会議」というと大げさだけど、実際は「話し合い」に近い。
最初、会議のスペイン語「Reunion」を聞くと、ぴくっと緊張してたけど、今は慣れた。
実は、私達が主催しているようで、実は、私はレジメを準備して、
みんなが勝手に話し合いを進めていく。
私と、C.Pは常に話し合いを持っているので、軌道修正や第一声は彼女の役。
私は、いつかいなくなる人だし、
みんなの方でみんなのやり方で話し合いが進んだほうがいいから。
でも、話がずれたり、ちょっと違ったことになると、ちゃんと私が修正は入れる。
だから、ボーっとしているわけじゃないんだよ。

後一年で、この数団体の連携・関係が深まって、
私がいなくなってからも、みんなでソロラの環境を守るために、協力し続けてくれますように。
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by fujika0316 | 2006-05-30 01:24 | 近況


葛藤

今日は先週尋ねてきてくれた、あるNGOの活動を見るために、
C.Pと湖岸の村の一つ、サン・マルコスと言う村に行ってきた。

NGOといっても、アメリカ人の女性が一人で活動している。
その内容は、ペットボトルにプラスチックのごみを詰めて硬くして、
それを使って、家を建てようというプロジェクト。

私は、あまり乗り気じゃなかったんだけど、うちの事務所の代表として行く事に。
これが、船を結局30分くらい待って、事務所から2時間くらいかかった。
やっと着いて、その桟橋で、そのスーサンと言う女性は待っていた。

最初に着いたのは、幼稚園。
昔、ともこと、ちょっと探検したところで、懐かしかった。
今日は子ども達がいて、母の日のお祝いの小さなお祭りをしていた。

その日までに、子ども達は自分のペットボトルを持ち、すでにごみを集めていたようだ。
そして、スーサンが一人ひとり名前を呼んで、ペットボトルを配る。
それをみんなが持って、建設中のうちまで行った。
手をつなぎながら歩く子ども達は、本当にかわいくて、ばしばし写真を撮った。

そして、その家に到着。
この場所は、去年のハリケーンのときに、家が流されてしまった場所らしい。
この家では子ども達が5人くらいいるから、ペットボトルが早く集まると言うことで、
ペットボトルの家第1号になったらしい。
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こんな風に、建設をしていく。

その女性は、これで、ごみも片付けられるし、家も建てられるし、こんなにいい事はないわ☆
とっても、上機嫌☆☆

でも、私のほうは、心から賛成できなかった。
それは、ごみを洗っているわけではないので、病気の発生が心配なことと、
耐久性の問題だった。
そのことを質問したら、ペットボトルは、ふたをするから大丈夫。
耐久性は、来週の月曜に、ヨーロッパの設計士?が見に来るらしい。

個人の家としてなら、自由だから、大丈夫だと思うんだけど、
私の立場で、公に推奨することは、やっぱりできないなと思った。
でも、C.Pと、そのペットボトルを使って、ベンチや花壇程度ならいいね。と話していた。
もう一つの問題は、その、家を作るために、ごみが増えることもあるということ。
私は、一番大事なことは、ごみを減らすことだと思ってる。
買い物袋は持参したり、ペットボトルや水筒を洗って何回も使ったり。
でも、この企画のために、ごみを増やす癖がついたら、良くないことだ。

そのうちを一通り見学した後、ハリケーンの被害を受けた学校を見に行ってきた。
ハリケーンから、7ヶ月。
全く、手をつけられていない状態の学校がそこにあった。

この、私の、ペットボトルの家への思いは、
私に住む家があって、全く困っていない状態だから、批判できるのではないのか??

私がもし、ハリケーンで、家も全て失って、新しく家を建てたくてもお金がなかったら??
そうだったら、この、ペットボトルの家を教えないことは、悪いことになるのか??

しばらく葛藤。   いや、今も葛藤は続いている。

船に乗って、ソロラへの帰り道、湖岸に建設されている別荘やホテルが眼に入る。
家を建てたくでも、ペットボトルしか、材料を集められない人たち。
1年に何日過ごすかわからない別荘のために、何百万も使う人たち。

私は、湖岸の別荘たちがあまり好きではないんだけど、
この日は、少し嫌悪感を覚えてしまった。

ペットボトルの家を見た後だけに・・・。
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by fujika0316 | 2006-05-19 22:11 | 近況


Jornada



Jornada (ホルナーダ)
意味 1、ⅰ(活動サイクルとしての)1日
     ⅱ 1日分の行程、旅程
   2、労働
   3、軍事遠征、戦い
     ・・・・
   6、会議、講習会

この、Jornadaっていうのを、木曜日にソロラ市の環境系団体と協力して、行った。
最初、Joenadaって言われて、意味を調べたんだけど、どうも、この3つ目の意味の印象が強くて、その日一日、不思議な気分だった。
きっと、意味的には6個目の講習会って言うのが強いんだけど、
講習会って言うと、Capacitacionの印象が強くて・・・。

と、くだらない独り言なんだけどね(笑)

内容と言うのは、私達の事務所のサロンに、各団体でブースを作る。
そして、ソロラ市の中学校6つを招待して、各学校1時間半割り当てる。
その1時間半の中で、約100人の中学生が、そのブースを回ると言うこと。

私たちは全部で5団体あったので、中学生たちも5グループに分け、どんどん回ってもらう。
こっちは、ひたすら同じ内容をしゃべり続ける。
計16回。だんだん、笑もちょっとは取れるようになってきた。
これが、今までで一番良くて、満足できるものだった。
他の団体も、すごく張り切っていたし、沢山の人に知ってもらえると同時に、
一回のプレゼンは約10から15人くらいだから、顔を見ながら話もできる。
他の団体だけでなく、私の同僚も途中少し見に来てくれて、いい活動だね。って言ってくれた。

環境の日のイベントの準備中、なぜこれをやったかと言うと、前回の会議で提案があったから。
ある団体が提案して、みんなも大賛成。準備期間は9日間だった。
中学生が、本当にやってくるのか。
団体のみんなは、ちゃんと準備しているのか。
前日までは、色々心配してたんだけど、余計な心配で終わったみたい。

私たちは、環境教育と言うことで、なぜ環境教育が必要なのか。
なぜ、環境を守らなければならないのかを、簡単に話した。
中でも、印象的だったのは、赤ちゃんの話しをしたとき。
日本では、お母さんが汚染された食べ物を食べたことで、
赤ちゃんが病気を持って生まれてきてしまった例が、いくつもあること。
そのために、病院に連れて行ったり、薬を買わないとならなくなっていることを話した。

「みんなも、将来、お父さん、お母さんになるでしょ?
もし、このまま、環境を汚し続けたら、私達の体も、子ども達の体も汚染するんだよ。」

それを聴いた瞬間の、子ども達の顔。

それは、それは真剣で、いい眼をしていた。
なんだか、大人の目と言うか、親の目をしていた。一瞬だけど。

グアテマラでは、結婚する年齢がとても早い。
10代後半、20代前半でほとんどの人が結婚をする。
だから、赤ちゃんの話、子どもの話は、中学生にとって遠い話ではないのだろう。

その後も、「ごみを捨てているのは誰?」「環境を汚しているのは誰?」と聞くと、
「私たちーーー」と言う答えが返ってきた。
じゃ、これから、まず、私達がごみを捨てるのをやめよう!!と言ったらうなずいていた。

また、時間があった学校の子どもたちには、お父さん達、おじいちゃん達、兄弟などの家族に、
今日学んだことを伝えてほしいとお願いした。

やっぱり、子ども達は柔軟な頭と、純粋な心を持っているんだなと思った。

一日終わったときには、本当に疲れていたけど、心地よい疲れだった。
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by fujika0316 | 2006-05-18 22:09 | 近況


母の日



グアテマラでは、5月10日が母の日になる。

ちなみに、母の日には、お母さんは仕事が休めることになっている。
もちろんシングルマザーも。
この、仕事が休める、っていうのにはびっくりした。

ちなみに、余談になるけど、4月に秘書の日と言うのがあって、秘書がみんな休んでいた。
受付と、コピー係のおばちゃんも休んでしまった。
おかげで、その日はコピーがとれず、困ったことを覚えている。

誕生日にも、公式に休めるし、本当にこの国は休みが多いんだよね・・・。

ちなみに、明日の当日は、各学校でも母の日を祝う行事を行うらしい。
そして、わが事務所では、仕事が終わる30分前の4時半、ある部署のお姉さんが「サロンに着てください」と回ってきた。
サロンに行くと、真ん中にドンと置かれたテーブルの一人ひとりの席に、真っ赤なバラとかすみ草が置いてあった。
そして、ケーキ、とうもろこしの粉でできたおやつ、そしてお茶も準備されていた。

残念なことに、カメラを忘れてしまったので、写真は紹介できません。

会が始まり、まずは、男性陣からメッセージが。
ちなみに、結婚していない人、子どもがいない人は、男性陣に混じって座っていた。
どんな気持ちなんだろうと思ったけど、きっと、小さいまちで家族関係はみんな知っているので、
もう、今更という思いもあるのだろう。
ちなみに、事務所のお母さんたちは9人、他の人は16人だった。

そして、お母さんたちが参加してのゲーム大会。
目隠しをして、壁に貼ってあるぬいぐるみに紙でできた哺乳瓶を貼るゲームや、
風船割りゲームなんかをしていた。
最後は、プレゼントを贈呈。
その後は、おやつの時間。

その会の後、私は、プレゼントを持ってC.Pの家に行った。
彼女は、午前中だけが契約なので、午後は来ていなかったのだ。
突然の訪問にも、歓迎してくれておしゃべりを楽しむ。

学校での息子の話。
最近、家の中に花壇を作ったのを見せてくれた。
そして、プレゼントを開けてみると、6個セットの小さなカップだった。

それを見て、彼女は、
「嬉しいけど、これは、母へのプレゼントと言うより、家族みんなへのものよ。
どうして、洋服や、アクセサリーといった、母個人へのプレゼントじゃないのかしら。」
と言った。

その話、コメントに、大きくうなずいてしまった。
本当に、その通り!!!

やっぱり、母となると同時に「家庭」のイメージになってしまうのだろう。
それも大事だけど、一人の女性としての自分も大事にしたい。
その彼女のさりげないコメントに、大納得した。

そして、「明日は、夫が、いつもの感謝の気持ちを込めてお昼ご飯を招待してくれるの。」
と言っている彼女は、本当にお茶目でかわいかった。
お互いの優しさが、二人の仲を更に、良く安心できるものにさせているのだろう。

10分ほどで帰るつもりが、結局1時間くらい色んな話をしていた。
最後には、庭でなっているりんごやオレンジのお土産もくれた。

そんな、母の日前日でした☆
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by fujika0316 | 2006-05-09 02:46 | 近況


こんなことも・・・



今日は、月曜日。
環境委員会の先生たちに講習会をするために、
Aldea la Ceiba という町まで行くことに。
ちなみに、前回10月に前のC.Pとけんかしながら行った場所。

朝、5時に事務所前に集合。外は真っ暗。
昨日、確認の電話を使用かと思ったけど、気付いた時間が遅かったので、やめた。
ちゃんと、来るかドキドキしながら事務所に向かう。
そして、C.Pの家からの道が見える曲がり角に座っていると、人影が!!
でも、2人。
どうかなーーー  と思いながら見ていたら、C.Pと、その旦那だった。
2人で、手をつないで登場。
かなりほほえましかった。

その後、一緒に事務所まで行って、環境省のおじさんを待つ。
今日は、教育省が急に車を出せなくなったので、環境省にお願いをした。
今日の場所は、車で3時間。
バスだと5時間かかる上に、とてもアクセスが悪いので、車でないと行けない。
ドキドキしながら、20分が過ぎていった。
今回は、前回に比べ、慣れているのと、一人じゃないのでいらいらせずにすんだ。
でも、車が来ないと、絶対に間に合わないので、ドキドキしていた。

そして、おじさん登場。
でも、歩き。
「車は?」と聞くと、「他の人が運転するから、まだわからない。」とのこと。
とにかく、事務所の所長や、運転手に電話を続け、やっとつながった。
そして、何とか車も到着して、無事に出発できた。

車の中では、爆睡。

そして、約3時間後、途中で農牧省のおじさんも合流して、学校に着いた。

講習会の開始。
内容は、3月・4月にやってきたものを同じもの。
今日は、教育省・環境省・農牧省・林野庁が参加。
そして、途中、林野庁のプレゼンが終わったときに、質問の手が上がる。

「昔、植林をしたけど、1週間後には子どもたちが抜いてしまった。どうすればいいか」
「植林をしたいけど、お金がない。どうしたらいいか。」

その後、お金の話になる。
林野庁のプレゼンが、ある程度の土地がある人に、お金を援助して森林化する。と言う内容だったんだけど、
そんな大きな土地を持っている人は、ほとんどいない。
でも、お金の話をしたものだから、どんどん、話はずれていった。

そして、同時に、この土地は本当にアクセスの悪い場所にある。
だから、色んな団体、政府機関の管理の手が届かない。
その、ほったらかしにされている不満みたいなものも、出てきた感じがあった。

だんだん、雰囲気は悪くなる。

そして、私のC.Pが質問に答える。
「どんな団体も、人材や資金の限界があるから、付きっ切りになるわけにはいかないこと。」
「今年は、活動を始めたばかりだから、完璧なわけではないこと。」
それらの答えを聞いて、本当に感動した。
眼には見えなかったけど、この5ヶ月ですごく成長したんだと思った。
一緒に仕事をして、一緒におやつを食べて、色んな話をして。
そんなことを通して、私の思いは、確実に伝わっていることを感じた。

でも、そんな私の感動はさておき、質問会は白熱してきた。
他の町が、講習会を受けたくなくて拒否した。と言う話をC.Pがしたら、
ある先生が、「私たちも受けたくない。政府が、私たちを尊重しない限り、私たちも、講習会を受けたくない」
と言った。

そして、C.Pが、
「私たちは、教育省の一員だけど、直接政府と関係しているわけではない。
私も、一人の先生だし、7年間、契約の先生として働いてきた。
講習会といっても、私達が自腹を切って行く事もあるんだ。ただ、私たちは、環境を良くするために働いているだけです。」
と説明した。本当に、その通りだと思った。

そして、私も話をする。
「環境は、そこに住んでいる人が守る責任がある。
その意味から考えると、日本人である私が、グアテマラの環境のために働かなければならない義務はない。
でも、今や、環境問題は一国の問題ではない。地球規模の問題だ。
ヨーロッパでは、陸が続いているから、酸性雨の被害が国境を越えて広がっている。
だから、私も地球の環境を守ると言う意味で、今、ここで活動しているんだ。
自分の住む場所は、自分で守る。だから、私は環境委員会を各学校に発足させたんだ。
そして、私は、子どもたちのために、先生たちに講習会を行っている。

政府の話をしたけど、日本では、教師がデモに参加することは法律で禁止されている。
それは、子どもたちがかわいそうだからだ。
先生たちが、デモに参加するのはいいけど、それでは、子どもたちが一番かわいそうだ。」

などなど、積もった思いを、めちゃくちゃなスペイン語で一気に話した。

そして、ある先生が、
「僕たちだって、一生懸命活動している。今までも、水の日、地球の日など、学校でイベントを行ってきた。
(といって、地球の日に、子どもが書いた地球への手紙のコピーをくれた。)
でも、教育省は、何もしてくれないじゃないか。僕たちはお金が足りない。
もっと、色んな活動をしたいけど、お金がないんだ。あるNGOは、いろんな机やかばんをくれてとても助かっている。
お金の援助が欲しい。」
と、苛立ちまぎれに話した。

なので、
「私たちは、あなたたちの活動を尊敬している。今まで、ここまでこれなかったのは申し訳ないと思っている。
それは、他に、19市を担当しなければならず、今までは、他の場所に行っていたからだ。
お金に関しては、私たちもお金を持っているわけではないので、援助するわけにはいかない。」
と話した。

とても、雰囲気が悪くなってきたので、もう、最後の団体のプレゼンをして、お開きをすることにした。

会終了後、質問のときに、色々言っていた先生たちが来てくれた。
ここまで来てくれて、ありがとう。と言ってくれた先生もいた。
お金の援助が欲しいと言っていた先生も、もらった手紙の裏に、名前を書いて欲しいと言ったら、
快く了解してくれた。

何はともあれ、何とか無事に??終了。

帰りの車の中では、疲れがどっと出て、またもや爆睡だった。
本当に、いろんなことを感じた講習会だった。
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by fujika0316 | 2006-05-08 02:44 | 近況


おふぃしお



「おふぃしお」 って、ひらがなで書くと、変な感じ(笑)

何者かと言うと、Oficio といって、スペイン語で公式書類、書類って意味かな。
最近、私はOficioに追われる毎日。

私が働いているのは、教育省の地方事務所。
今は、6月5日の環境の日に合唱コンクールと、リサイクル工作の展示会等を行うために、
色んな団体を訪問したり、学校を訪問したりしている。

今回は、環境系団体だけではなく、企業にも、商品を提供してもらうお願いや
環境に関する、大きな布?を飾ってもらうよう協力してもらうお願いをしている。

その、お願いと言うのは、全部、このOficioで行う。
これが、作っていると、疲れるんだな。
文章を書いて、印刷して、上司のサインをもらう。
つづりが一文字間違っていても、やり直し。
上司が出張でいないと、サインをもらえない。
C.Pと二人でパソコンに向かっていると、途中で叫びたくなる(笑)

でも、やるしかない。

完成して、色んな事務所に持って行くのは、楽しい。
途中でおやつを買って食べたり、色んな話をしたり、
何よりも、新しい発見が沢山ある。

今日は、ソロラにできた新しい銀行に行ったんだけど、その責任者が女の方だった。
「メモしないと忘れるのよ。」と言いながら、
私達の話をメモしてくれた。
なんだか、雰囲気がしゃんとしていて「見習わないと」と思った。
そして、「メモする」という、ちょっとした仕草がこんなに嬉しいと思ったのは、
初めてだった。

そして、ある幼稚園で教育実習をしている女子学生も訪問。
彼女は、スタイルが良くて、美人で、性格もよさそうだった。
歌うのが、すごく上手らしくて、何かのイベントで首都にも行ったことがあるらしい。
そんな彼女が、幼稚園で教育実習しているというのも、すごく素敵だと思った。

最後には、町の警察署へ。
当日の警備?をお願いする書類を置いてきた。
以前、パレードを見たときに、パトカーが先導していることに驚いたけど、
今、こうして自分がお願いをしたことが、不思議に思えた。

最後には、C.Pが豆乳アイスをおごってくれた。
いつもよりもおいしく感じたのは、決して気のせいではないだろう。

一歩ずつ。
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by fujika0316 | 2006-05-04 07:18 | 近況

    

世界一美しいといわれているアティトラン湖を擁する、グアテマラのソロラ県で環境教育の活動をしています。思ったことを、素直に・・・
by fujika0316
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駒ヶ根訓練所での訓練の様子からかいているので、時間があったら、遊びに行ってやってくださいな!!
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