空ノウタ


2007年 04月 17日 ( 1 )



約束と責任

金曜日の午前中、カウンターパートとあるNGO団体を訪ねてきた。
その団体は、インディヘナのおばちゃんが運営するもので、
コミュニティーのおばちゃんたちを集めて、まとめて、苗木やシャンプーを作っている。
はなわさんが紹介してくれたおばちゃんで、午後は国立の高校で教えている。

バスで近くまで行き、その先はてくてく歩いていく。
トウモロコシ畑には、もう、次のトウモロコシの苗と、フリホーレスが植えられていた。
本当に、一緒に同じ場所に植えるんだなぁと、ちょっと関心。
遠くから見た茶色い大地にも、命の存在を感じる。

おばちゃんのお家に着き、カウンターパートの自己紹介をして話を聞く。
去年、ソロラにある大学の援助を受けて始まったプロジェクト。
一つ「5ケッツアール」で苗木を買い取るから。
との約束の下、おばちゃんたちは張り切って苗床を作り始めた。
それは、とてもいい条件であり、田舎のおばちゃんたちにはとてもいい収入になる。
そして、人も集まってプロジェクトは進んでいった。

しかし、最後、その苗たちは大きくなったのに、大学は約束の量の苗木を買い取らなかった。
更に一つ「5ケッツアール」の約束が、「2ケッツアール」まで値段を下げ、
その買い取った苗木を、大学は「2.5ケッツアール」で売っていたのだ。
それを知ったおばちゃん達は、とても怒ったそうだ。
それは自然なことだ。

そして今、残っている苗木2000本。
この苗木を、どうにかして売ることは出来ないかと、おばちゃん達は困っている。
この日は、私達は話を聞くことしか出来なかった。
でも、先ずは知ることができてよかったと思う。
カウンターパートが、「ソロラは自然保護区で植える木の種類が決まっているから、
MAGAのグアテマラ再緑化プロジェクトで何か、必要な時に買うことが出来るかも・・・」
と、苗木の種類を聞いてメモを取っていた。なかなか、冴えている!!

その後、シャンプーを作っている場所を見学して帰る。
その日は金曜日で市場の日だったので、おばちゃん達は市場に行き、活動はしていなかった。
でも、そこでも商標の紙をどうやって貼るか等々、課題も聞いた。
私より、カウンターパートが判っていた。
一緒に行ってよかったと、本当に思った。

帰り道、感じたことを話している中で、彼が言った事。
「最初に、大学が(苗木を、いくらで、何本買う)といったときに、書類とサインで取り付けないとダメだった」と。
確かに。
このことは、グアテマラに来て、とても大事なことだと私も感じていた。
「口だけでなく、約束事は、ちゃんと紙で、形で残す」
でも、過ぎてしまったことは返せない。

それにしても、いい話で住民達のやる気を起こさせておいて、それに応えない。
その責任、そのことを通して、住民達がどう感じたのかという事、
どう感じるのかと言うこと、信頼関係のこと、もっと大学も考えないといけない。
「援助してあげている」のではない。相手も人間だ。
もっと、もっと、考えるべきなんだと思う。
私も、ボランティアとはいえ、やってきたことに責任はとりたいと思っている。
やっぱり、相手なしには、援助なんて成り立たないから。
それどころか、相手が「主役」なはずだから。
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by fujika0316 | 2007-04-17 00:06 | 近況

    

世界一美しいといわれているアティトラン湖を擁する、グアテマラのソロラ県で環境教育の活動をしています。思ったことを、素直に・・・
by fujika0316
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駒ヶ根訓練所での訓練の様子からかいているので、時間があったら、遊びに行ってやってくださいな!!
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