空ノウタ


2006年 05月 19日 ( 1 )



葛藤

今日は先週尋ねてきてくれた、あるNGOの活動を見るために、
C.Pと湖岸の村の一つ、サン・マルコスと言う村に行ってきた。

NGOといっても、アメリカ人の女性が一人で活動している。
その内容は、ペットボトルにプラスチックのごみを詰めて硬くして、
それを使って、家を建てようというプロジェクト。

私は、あまり乗り気じゃなかったんだけど、うちの事務所の代表として行く事に。
これが、船を結局30分くらい待って、事務所から2時間くらいかかった。
やっと着いて、その桟橋で、そのスーサンと言う女性は待っていた。

最初に着いたのは、幼稚園。
昔、ともこと、ちょっと探検したところで、懐かしかった。
今日は子ども達がいて、母の日のお祝いの小さなお祭りをしていた。

その日までに、子ども達は自分のペットボトルを持ち、すでにごみを集めていたようだ。
そして、スーサンが一人ひとり名前を呼んで、ペットボトルを配る。
それをみんなが持って、建設中のうちまで行った。
手をつなぎながら歩く子ども達は、本当にかわいくて、ばしばし写真を撮った。

そして、その家に到着。
この場所は、去年のハリケーンのときに、家が流されてしまった場所らしい。
この家では子ども達が5人くらいいるから、ペットボトルが早く集まると言うことで、
ペットボトルの家第1号になったらしい。
b0091346_2284943.jpg



b0091346_2292142.jpg
こんな風に、建設をしていく。

その女性は、これで、ごみも片付けられるし、家も建てられるし、こんなにいい事はないわ☆
とっても、上機嫌☆☆

でも、私のほうは、心から賛成できなかった。
それは、ごみを洗っているわけではないので、病気の発生が心配なことと、
耐久性の問題だった。
そのことを質問したら、ペットボトルは、ふたをするから大丈夫。
耐久性は、来週の月曜に、ヨーロッパの設計士?が見に来るらしい。

個人の家としてなら、自由だから、大丈夫だと思うんだけど、
私の立場で、公に推奨することは、やっぱりできないなと思った。
でも、C.Pと、そのペットボトルを使って、ベンチや花壇程度ならいいね。と話していた。
もう一つの問題は、その、家を作るために、ごみが増えることもあるということ。
私は、一番大事なことは、ごみを減らすことだと思ってる。
買い物袋は持参したり、ペットボトルや水筒を洗って何回も使ったり。
でも、この企画のために、ごみを増やす癖がついたら、良くないことだ。

そのうちを一通り見学した後、ハリケーンの被害を受けた学校を見に行ってきた。
ハリケーンから、7ヶ月。
全く、手をつけられていない状態の学校がそこにあった。

この、私の、ペットボトルの家への思いは、
私に住む家があって、全く困っていない状態だから、批判できるのではないのか??

私がもし、ハリケーンで、家も全て失って、新しく家を建てたくてもお金がなかったら??
そうだったら、この、ペットボトルの家を教えないことは、悪いことになるのか??

しばらく葛藤。   いや、今も葛藤は続いている。

船に乗って、ソロラへの帰り道、湖岸に建設されている別荘やホテルが眼に入る。
家を建てたくでも、ペットボトルしか、材料を集められない人たち。
1年に何日過ごすかわからない別荘のために、何百万も使う人たち。

私は、湖岸の別荘たちがあまり好きではないんだけど、
この日は、少し嫌悪感を覚えてしまった。

ペットボトルの家を見た後だけに・・・。
[PR]
by fujika0316 | 2006-05-19 22:11 | 近況

    

世界一美しいといわれているアティトラン湖を擁する、グアテマラのソロラ県で環境教育の活動をしています。思ったことを、素直に・・・
by fujika0316
カテゴリ
以前の記事
フォロー中のブログ
以前のブログ
2006年5月に、ネット接続上の都合により、以前のブログから引越してきました☆
以前のブログは、「Pu-ga」

http://white.ap.teacup.com/fujika0316/

駒ヶ根訓練所での訓練の様子からかいているので、時間があったら、遊びに行ってやってくださいな!!
検索
その他のジャンル
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧