空ノウタ


なんだか、題名を付けるセンスがないんだけど、
最近、心から感動したことを書こうと思います。
具体的なことはかけないのですが、どんなことがあったのかを少しだけ・・・。

小学校での生活が始まって約1ヶ月。
進路も決まり、心から学校での生活を楽しみ、全てを吸収したい気持ちでいっぱいです。

毎日、ふと見た、子どもの姿とか、子どもの成長する姿に感動しています。
こっそり、日本の小学校に感動したり、先生達の思いに感動したり、
子どもの気持ちを思うだけで、涙がちょちょぎれそうになったり。
日本に帰ってきて、自分がどうなるか想像できなかったけど、小学校で拾ってもらい、
子ども達に囲まれる中で、私自身が助けられている毎日です。

今週の火曜日は、運動会でした。
日曜日に予定されていた運動会が、雨で延期になって火曜日に行われました。
正直、9月に働き始めて、運動会が9月の終わりにあると知ったとき、
「大変そうだな」と思ってました。春に終わっていればよかったのにと。(ごめんなさい)
でも、実際には、すごく自分が考えさせられて、すごく、衝撃を受けたのでした。

運動会に向けて、外国人児童達は親達に招待状を書いたり、
運動会の種目を練習したりしました。
教室での勉強では、なかなか活躍できない外国人児童達も、運動会は別です。
走ったり、綱引きをしたりする中では、みな、同じなのです。

話は変わりますが、2学期になり、転入生が何人か入りました。
その中の何人かは、始めて日本に来て、全く日本語が話せない子どももいます。
それでも、9月から始まった学校生活に慣れようとみんな頑張っています。

その中に、一人の子がいます。
全く日本語が話せないのですが、友達に助けてもらいながら毎日を過ごしています。
宿題も、出されたら毎日頑張るような子です。

運動会の前日、その子と友達が帰る前に、偶然出会いました。
そこで「明日の運動会に持ってくるものは何??」と聞かれたので、
一緒に持ち物を確認しました。水筒、タオル、帽子、体操服・・・。
その子の友達の子と一緒に、ポルトガル語と平仮名でメモをしてもらいました。


そして、当日の朝。

朝、教室を回っていたときに、偶然、その子達を教室で見かけました。
もう、みんなは運動場。これから準備をして、運動場に出て行くところでした。

でも・・・・
なんだかもめている様子・・・
友達は、「どうして・・・!!」と、ちょっと怒っています。

話を聞いていると「運動場に持っていく用のバック(布のリュック)」を持っていないということ。
子ども達は、そのリュックに水筒やタオルを入れて、運動場に持っていくのです。
さすがに、運動場にはランドセルを持っていくことは出来ません。

そこで、私は、自分のかばんを貸すことにしました。
グアテマラの布の袋、「汚れるかな??」と思ったけど、ま、いっかと思って貸しました。
そして、その子たちは急いで、運動場に向かいました。

運動会が始まり、私達は外国人児童で、遅刻してきた子の対応や、運動会に出たくないと言っている子に付き添ったり、保護者の対応をしたりしていました。

そして、最後の最後、高学年のリレーになったとき、みんなは一生懸命応援していました。

偶然通りかかったのは、私がかばんを貸した子のいるクラスでした。
ん??とおもって、よく見てみると・・・
その子は、かばんを抱えたまま応援していたのです。
みんなが、体操服で応援しているところに、赤い色の私のかばんが見えました。
その子は、私のかばんを肩にかけたまま、ずっと応援していたのです。  ずっと。

閉会式、全員が前に出ないといけないときには、友達のかばんの上に置いて
汚れないように、気をつけていました。

私は、その光景を見たときに、すごく衝撃を受けました。
「借りたかばんを汚さないように、私は、こんなに心を使うことが出来るだろうか?」
と思いました。
その子の気持ちを思ったとき、正直、自分の中で止められないものがありました。

自分が育ってきた環境と、全く違う文化の中で生きる。
それは、本当に大変なことだと思います。
大人でさえ大変だと思うのだから、子どもは、どれだけ大変な思いをしているんだろう。
更に、言葉が全く通じない環境の中で・・・。
表には出さないし、本人も気づいていないかもしれないけど、ものすごいストレスに耐えていることだと思います。

何より、私自身が2年ぶりに日本に帰ってきて、
驚いたこと、ショックを受けたことが沢山あります。
また、グアテマラに行ったときに、自分のスペイン語がなかなか通じない中で、悔しい思いをしたことも沢山あります。
そんな、自分でもどうしようもない大変な状況で受けた優しさというのは、
本当に心に残ります。
私も、沢山の、本当に沢山の人に優しさをもらって生きてきました。
相手は優しくしているつもりはなかったことでも、すごく嬉しかったことも沢山あります。
たった一人のおばちゃんの笑顔に、気持ちが楽になったこともありました。

だから、なんだか、その子の気持ちを思うだけで、なんともいえない気持ちになるのです。
その子はきっと、「自分はかばんを忘れた」そのことがすごくショックで、どうしようもなくて、どうしたらいいのかわからなくて・・・
でも、その時に偶然通りかかった私がかばんを貸してくれたことが、本当に、本当に嬉しかったのだと思います。
だから、その子は一日中かばんを抱えながら、運動会をすごしたのです。
きっと、自分のどんなものよりも、大事に、大事に使ってくれたのです。

夕方、職員室に、その子たちはかばんを届けにきてくれました。
「ありがとうございました」と、とびっきりの笑顔をつけて・・・。

私は、
「自分に、同じことができるのだろうか?」ということに、答えられません。

「優しさ」
そんな言葉じゃ片付けられないものを、私は、子どもに教えてもらいました。
辛い思いをした分だけ、きっと、そんな優しさを大事に出来るのだと思います。

ここで働き始めて、沢山の子ども達と出会って、一生懸命生きるその姿に、
沢山の感動を分けてもらいました。
毎日、毎日、ちょっとした変化や、ちょっとした成長に気づくだけで、
とても嬉しいし、それを伝えてほめたときの彼らの表情に、私が元気をもらっています。

そんな子ども達が、安心できる場所を提供できる人になりたいし、
彼らの優しさを伸ばしていきたい、彼らに幸せになってもらいたいと思う毎日です。

長くなって、すみませんでした☆
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by fujika0316 | 2007-10-04 18:13 | 近況

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世界一美しいといわれているアティトラン湖を擁する、グアテマラのソロラ県で環境教育の活動をしています。思ったことを、素直に・・・
by fujika0316
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2006年5月に、ネット接続上の都合により、以前のブログから引越してきました☆
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駒ヶ根訓練所での訓練の様子からかいているので、時間があったら、遊びに行ってやってくださいな!!
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