空ノウタ


意識の差

実は、3月2日に今年度第1回の環境委員会の教師らに対する講習会をした。
対象は、ソロラ市の中の一つの地域の教師たち。
ここは、去年の教育技術官があまり仕事をしてくれなかったので、1回しかできなかった。
でも、今年は計画書もほとんどの学校が提出をしてくれ、講習会も連続してできそうだ。

ということで、朝の7時半、公園にリサイクルセンターのおばさんと待ち合わせ。
バスに乗ると、同じ事務所の算数プロジェクトの隊員に偶然会った。
そして、学校へ。

バスの中で、おばさんが
「ヨーロッパや、アメリカだと、外国人がその国に来て英語等のその現地語を話しても、それが、当たり前だと思われる。
でも、ラテンアメリカは、その国の言語を話そうと努力すること自体を、その国の人が温かく迎え入れてくれるんだよ。」と話してくれた。
確かに、グアテマラに来て、スペイン語ができなかったとき、
「私は、あなたの国の言語を勉強するのはとても難しいと思う。
それなのに、スペイン語を勉強して、えらいねぇ。」
といった事を、何度も言われたことがある。あぁ。これは、ラテンアメリカだからか。
更に、私のいる地域は93%がインディヘナの人たちだといわれている。
彼らは、家の中でマヤ語を話し、学校でスペイン語を習う。
だから、外国語を学ぶ苦労を少しは理解してくれるのだ。

そして、到着。
学校の先生たちだと思われる人が、ちらほら。
教室では、カウンターパートと教育技術官が待っていた。挨拶をして、その人は会議へ。
しかし、他の環境系団体の姿は見えない。
8時20分ごろになり、先生たちもそろってきたので始める。  まだ来ない。

ということで、先生たち一人ひとりに自己紹介と、その学校での活動を一人一言紹介。
ごみのこと、庭造りのこと、保護者への講習会のこと、皆が自分の企画を話してくれた。
その間に、電話を掛けに走る。
みな、「今、向かっている」とのこと。  あーーーあ。

結局、皆が着いたのは開始予定時刻の1時間後。
これを、最初で最後にしないと、もう、教師たちは講習会には来ない。

そして、始まり。
リサイクル担当のおばさんが、リサイクルのために集めている資源の説明、
紙類は、分類して、ホッチキスのしんや、のり類はとる事を説明。
後は、びんやペットボトルの説明。
グアテマラでも、首都にリサイクル工場があるが、資源が汚れていたり品質が悪いと
回収してもらえないことの説明。

その後、質問の時間。  一人の教師が手を上げた

「なぜ、工場のために、私たちが面倒くさい仕事をしなければならないのか?」

びんを洗ったり、ノートを一枚一枚はがしたり、しんをとる作業が面倒だと思ったのだろう。
でも、その、発想というか、意識にびっくりした。

リサイクルは、誰のため・何のためにやるのか。

工場のため?   お金儲けのため?

確かに面倒なことも多いし、お金儲けには、ならない。

でも、1トンの紙類をリサイクルすると、
17本の木と、450,000リットルの水と、60%のエネルギーが節約できる。
つまり、環境のため、地球のためだと思う。

そして、その質問が「先生」との立場の人から出たことも。

もちろん、他の質問の時間に、感謝の気持ちを伝えてくれ、
一人の市民として、環境のために、ごみを適切に処分し、リサイクルを始めたい。
と言ってくれた教師もいた。
やはり、こうやって現場に少しでも触れないと、空回りになってしまう。
相手のレベルに合わせることが、一番大事だ。

それでもまだまだ、道のりは長い。
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by fujika0316 | 2007-03-12 23:44 | 近況

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世界一美しいといわれているアティトラン湖を擁する、グアテマラのソロラ県で環境教育の活動をしています。思ったことを、素直に・・・
by fujika0316
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駒ヶ根訓練所での訓練の様子からかいているので、時間があったら、遊びに行ってやってくださいな!!
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