母と、グアテマラ

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アンティグアの夕方

今回は、母と回ったグアテマラ旅行の紹介です。

そう。 メキシコに着いた日、母は体調を壊しました。
空港からホテルまでタクシーに乗ったんだけど、なんだかおとなしいと思っていたら、
ホテルに着く直前に、吐いてしまったのです。
同乗した、同期隊員の家族は、とても心配してくれて、薬もくれました。

更に、その日の夜は時差ぼけで眠れず・・・。
他の家族と一緒に、すっごく、遺跡や観光地を回りたかったけど、
行けませんでした。       ホテルで休養。
メキシコ料理は一切食べず、日本料理ばかり。  でも、体調が第一です。

そして、グアテマラへ。
その頃には、少しずつ、元気になっていた。
最初は、首都で友達のグアテマラ人のお家に一泊。
彼女はシングルマザーで、4ヶ月の男の子の赤ちゃんがいる。
この子が、すっごく可愛くて、私も良く遊びに行っている。

その日の夜は、彼女の話と、母親の話を通訳、通訳。
彼女は、とても頭がいいので、私のつたないスペイン語も、理解してくれる。
母親自身も、何せ年齢が上な分、いろんな経験・体験を持っているので、
彼女に色んな話を話していた。
国は違っても、相手の悩みに耳を傾け、寄り添うことができる。
彼女が悩みにつぶれないように、必死になっている姿に、母親も何かを感じたと信じている。

次の日は、アンティグアへ。
ここのメインは、ホテルでした。
パンサ・ベルデ (緑のお腹と言う意味)という、ホテルに泊まる。
このホテル、先輩隊員が「一番いい!!」といっていたホテル。
電話予約し、メキシコに行く前に前金を払いに行った。
その時、初めて中に入って、その可愛さに感動。思わず、部屋のランクもアップ。

ホテル自体も、庭も、部屋も、家具も、お風呂も、もう、全部可愛い。
私も母親も、こんな可愛いホテルに泊まるのは初めてだったので、大はしゃぎ。
何より、一番の彼女のお気に入りは、「暖炉」
マッチをつけるのも、好きではない私と違って、母は、火遊び大好き。

今回の旅行は、あまり夜遅くまでであるかず、夜はホテルで休むことが多かったので、
いつも、早めにホテルに帰っていた。
なので、その日の夜は、暖炉をつけてゆっくり。   そして、ホテル探検。

メキシコに着いて、あれだけ、「もう、海外は私には無理だ」と言っていたのに、
そのホテルと、アンティグアの町が気に入って、「ここに住みたい」と言い出したときは、
私は、かなりあきれてしまった。

でも、こんなに喜んでくれた姿を見て、本当に、本当に嬉しかった。

母は、戦後生まれ。
決して、裕福ではない家庭に育ち、色んな事を経験してきた。苦労してきた。
そんな苦労に比べれば、好きなことをやっている私は、本当に幸せなのかもしれない。
そんな、母親だからこそ、やっぱり、幸せになってほしいと思う。
少なくとも、グアテマラにいる間は、楽しんでほしいと思った。
だから、喜んでいる姿を見るのは、やっぱり嬉しい。

そして、次の日は、私の任地、ソロラへ。
最初に私の家に行き、荷物整理して、ちょっと休憩。
その後、家族の作ってくれたお昼ご飯を食べた。
グアテマラ料理、何を頼もうか迷ったけど、牛のカルド(スープ)にした。
これは、レストランと言うより、食堂で食べる庶民料理。
だけど、食堂に行くのは体調が心配だったので、家族に頼むことにした。

結果は???
スープはおいしかったけど、トルティーヤと言う、こちらの主食は食べられなかった。
とうもろこしのにおいがだめらしい。

私の部屋の感想は、「日本みたいに、床でゆっくりできないのが、かわいそうねー」
と言うことだった。
こっちの家のつくりは、靴で生活するようになっている。
しかも、家は、隙間だらけなので、絨毯なんかにしたら、大変なことになる。
自動的に、ゆっくりできるのは、ベットの上か、スーツケースで作ったソファーくらい。
私はもう慣れたけど、確かに、畳や絨毯でゆっくりできる日本のうちはいいよねーー。
ま、私としては、毎日、湯船に浸かれる事の方が、ミラクルですね。はい。

午後は、ピックアップトラックに乗って、湖畔の村サンタ・カタリーナ・パロポへ。
この、ピックアップトラックに乗って移動なんて、本当に久しぶりだったらしく、
はしゃいでおりました。
湖の方と、村のほうを歩いたんだけど、酔っ払いが沢山いたことに、私もびっくりした。
でも、こんな村も、あるんだよー、ということを、少しでも紹介できてよかったと思う。

夜は、観光街パナハッチェルでゆっくり。
でも、この町は標高1500メートルで、普段はとてもいい気候なんだけど、
今日は、風が強く吹いていて、とても寒かった・・・。
ここで泊まったホテル、結構、いいホテルだったんだけど、
なんと、湯船に水をためたら、水の色が、黄色だった・・・。
もしかしたら、湖の水をくみ上げて、浄化していない???そんな疑問が・・・。
あの、ハリケーン後の湖の汚染状況を見てきた一人として、ぞっとした。
これで料理をしたら・・・??
この水が、体を汚染したら・・・??

いやいや、この県で、環境教育を広める活動をすると言っても、
まだまだ、課題は多いなと思った。そして、水は本当に大事だと思ったのでした。


この続きは、また明日。
by fujika0316 | 2006-12-07 02:29 | グアテマラ
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