空ノウタ


エプロンの中の辞書

時間が空きましたが、村での2日目を紹介したいと思います。

2日目、この地域の湖、アヤルサ湖に行く日。
朝、先輩のうちに集合して、車を待つ。
みなで、前夜のホームステイの話で盛り上がる。
始まる前は、村でのホームステイに不安な気持ちが大きかったけど、
いざ終わってみると、とてもいい経験だったと思う。

そして、グアテマラタイムで出発。
ピックアップトラックの荷台で、わいわい移動。冗談も飛び交う。
揺られること約40分で、湖に到着。

最後、坂を降りていくんだけど、そこから見る景色はとても美しかった。

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そして、湖に到着。
そこで子ども達と遊んだり、水に入ったり、のんびり話をしたり。
マイナスイオンに癒されました。
そして、村人たちが、この湖にまつわる話や、簡単な歴史を話してくれる。
先輩が持っている資料も、回し読み。なんだか、日本昔話みたいで面白かった

そしてお昼ご飯。
メニューは、アヤルサ湖の魚を使った、スープ。
先輩のうちのお母さんとお父さんが、一生懸命料理してくれた。
味は、だしがとても出ていておいしかった。

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食後のまったりした時間
何気ない瞬間が、美しく感じる










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ゆっくり休憩した後は、
みなで散策。
湖岸に沿って、
ずーーーと歩いていく
途中で、
赤ちゃんがいる馬に遭遇
みんなでわいわい散歩するのは、気持ちが落ち着く。


散歩の後は、村へ。
その途中で、丘に登ることになった。

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途中でも、すごくきれいな景色だったから、
「もうこの辺でいいよ。」
って何度も思ったけど、たどり着いてみると、
そこに行かないとわからない
不思議な気持ちになっている自分がいる。





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ちょっと青春くさくて、笑える


そして、村に帰った後は、
4つのコースに分かれて自然体験。

水・・・村人が大好きな水浴びの場所へ
農業・・村人の畑や、農業をしている様子を見に行く
動物・・村人が飼っている動物の様子を見に行く
森・・・村人と一緒に、薪拾い体験

私は、なぜか、避けたいと思っていた森コースを選んでいた。
巻き拾いというと、道で、あの大量の薪を運んでいる人のイメージが大きすぎて、
ここまできて、重たい思いは嫌だなぁ・・・
と思っていたのに・・・。
なぜか、森コースを選んでいた。  あまのじゃく??

このコースは一人だったので、連れて行ってくれるおばちゃんの家に一人残る。
すると、娘と思われるおばちゃんが出てきて、早速おやつを頂いた。
なんだか、ほうれん草のような野菜をいためたもので、おいしかった。

そして、近所のおばちゃんや子ども達も一緒に、約8人で出発。
庭を抜け、森を抜け、川を渡り、柵をくぐり、コーヒー畑を抜け、
たどり着いたのは、トウモロコシ畑。
まだまだ、苗は小さい。

そこに、なぜか、木の山があってそこから枝を抜きとる。
そして運びやすいように、でっかいなたで切るんだけど、これが大変なんだな。

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おばちゃんたちは慣れたもので、5回で切れるけど、
私は、10回、20回とたたきつけても、なかなか切れない。
そして、切った枝をくくり、頭に乗っけるのだけど、
この塊が、本当に重いんだな。
「私もやる」って言ったんだけど、危ないからやめたほうがいいって・・。
結局、あまり役に立っていなかった。
頭で考えたり想像したりするのと、実際にやるのは全く違うもので、
やっぱり、実際に経験しないと、何もわからないって言うことを痛感した。

他のおばちゃんは、落ちている枝を一生懸命拾っている。
これまでは、薪取りと言うと、「木を切る悪い行為だ」って思ってたけど、
実際はそうじゃない。
森の中で、もう、役に立たなくなった枝をきれいにするものだった。

もちろん、人口が増えすぎると、落ちている分じゃ足りなくなって、生きている木を切るようになるかもしれない。
でも、一概に「薪を取るな」とは言えないんだってことを実感した。

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帰り道。
行きも通ってきた川で、皆が水浴びを始める。
おばちゃんたちも、あららと言う格好で泳ぎ始める。
そして、しまいには飛込みまで。
この村は水道が通っておらず、皆、水汲みをして生活をしているので、
シャワーを毎日浴びることはできない。
だから、皆、水浴びが大好きなのだ。

その間、一番大きいおばちゃんと、少し離れた場所で座っておしゃべり。

そのおばちゃんが、エプロンから取り出したものは・・・
古びたスペイン語の辞書だった。
ここに、単語が書いてあって、こうやって読むのよ。
こうやって、スペイン語を勉強するのよ。
と、優しく教えてくれる。

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もちろん、
辞書の読み方なんてわかっているのだけど、
この優しさの前では、
うんと言うしかない。






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最後には「あなたがスペイン語を勉強するために、この辞書をあげる。」と。

すごく胸が熱くなった。

おばちゃんのエプロンから、辞書が出てきたことにも・・・
辞書をあげると言ってくれたことにも・・・
夕日に照らされながら川ではしゃぐ、みんなの笑顔にも・・・

私は、そのおばちゃんが大事にしている“ぼろぼろの辞書”は、
やっぱりおばちゃんの物であってほしいと思って、
ありがとうと断った。
でも、その優しさは、一生忘れないと思った。

楽しかった薪拾いも、家が近づくにつれて、終わりを迎える。
小さな兄弟がつなぐ小さな手のぬくもりが、
夕日と共に、伝わってくる気がした。

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2泊3日の、村体験。
私に、こんなに温かいプレゼントをくれると思っていなかった。
なんだか、私が忘れていた、思いを、思い出させてくれた。
人の温かさ。つながり。
カンボジアで感じたこと。

ラス・クルシータスの村の皆さん、本当にありがとう。
また、遊びに行くからね・・・
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by fujika0316 | 2006-07-14 07:46 | グアテマラ

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世界一美しいといわれているアティトラン湖を擁する、グアテマラのソロラ県で環境教育の活動をしています。思ったことを、素直に・・・
by fujika0316
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2006年5月に、ネット接続上の都合により、以前のブログから引越してきました☆
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駒ヶ根訓練所での訓練の様子からかいているので、時間があったら、遊びに行ってやってくださいな!!
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