空ノウタ


ながーーーい 独り言

昨日は、何とかジョイントセミナーでの発表を終えることができました。
忘れないうちに、今回の反省まとめと、今感じていることを書こうと思います。
あ、ちなみに、今までの中で一番長いので、いらいらしているときは読まないでね(笑)

今回の発表に限らず、調査が終わってから感じていたことですが、
最初は、「マヤの言語も教育する」という政策が、メスティソの先生にとっては、そんなにいい政策だと感じられていないのではないか?
と言うのが、二言語教育に興味を持ち始めたきっかけだったのですが、
今回調査でグアテマラに行ったときに、マヤの先生たちの中にも二言語教育に対しての考えは多様である。ってことに気づいて、対象をマヤの子どもたちがメインに通う学校のマヤの先生に絞ったのです。
が、それでは、最初の疑問に答えることはできない。。。。
もちろん、訪ねた学校の中にはメスティソの先生もいたんだけど、たった6人なのでとても少ないのです。

この点に関して自分の反省として、一つ目は、本当にマヤの先生に絞る必要があったのか?メスチィソの先生からももっとデータを集めておけばよかった。 ということと、
2つ目は、もし、調査内容を絞ったなら、発表する時には聞いている人の立場に合わせて、問題定義のところとか、2つ目のどうして、更にマヤの先生に絞ったのかと言うことを説明するべきだった。と言うことです。
そのうえで、プレゼンの内容をもっと改善したり、何人かのメスティソの先生からデータを見ていこうとおもいます。

後、質問の時間に、アメリカから来られている先生に、もし、何年か後に「あなたは今回の調査から何を学びましたか?3つだけ答えてください」と聞かれた時に、何て答えるか?
と聞かれました。おおーー!! と思ったけど、何とか答えたよ。
と言うか、この視点と言うのは、自分が調査の構想を考える段階、調査に行っている間、データを見直している間、論文を書いている間、ずっと、意識しなければいけないことなんだなって思いました。調査に限らず、何かに取り組んでいる時に、自分の問題意識を自分の中で明確にしていくことの必要性を教えていただきました。

と、硬い反省から、今考える、私の研究の捉え方を書こうと思います。

今研究していることっていうのは、教育社会学に近い(そのもの?)。
ジョイントセミナーに参加すると、様々なコメントから、様々な視点をもらえるので、いろんなヒントをもらえる。その中で、自分が考えた具体例をちょっと紹介☆

世の中、というか、社会のなか、自分が生きている中で、原因と結果が存在していて、
原因と現象が存在している。
例えば、
「おいしいものを沢山食べて太る」   はい。良くあることですね。

でも、私が、グアテマラで隊員だった時に“理不尽”だと感じていたことは、

「おいしくない料理をそんなに食べていないのに太る」 

と言うことです。でも、本当。
まず、量を食べてないのに太るのは嫌だし、更に、それがおいしくなかったら、
何で食べているんだろう?? となる。 (ならないけど。)

で、ここで「おいしいものを沢山食べて太る」 に戻った時に、
じつは、ここには2つの因果が存在している。
・おいしいものは、沢山食べてしまう(だって、おいしいもんね)
・沢山食べたら太る (そりゃそうだよね)

だから、その結果として太っても、納得がいく。
でも、そこには 「おいしいもの=太る」と言うのは絶対に言えるわけじゃない。
おいしくても、沢山食べなかったら太らないものは沢山あります。
とんかつだって、食べ過ぎなかったら太る原因にならない。

で、2つ目にいったとき、、
「おいしくない料理をそんなに食べていないのに太る」

と言うことを考えた時、
そこには、
・おいしくないから そんなに食べていない  と言うものもあるけど、それ以上に

・おいしくない料理 = 太る原因がある   ものも存在するのです。
グアテマラ料理は、炭水化物が一杯だったり、料理の課程で超大量の油が注がれていたり、さらに、ご飯と一緒にジュースや砂糖一杯のコーヒー。
それじゃ、そんなに量を食べていなくても太ってしまいますねーー

で、何が言いたいかというと、「一般的な通説」にも、因果が存在している。
しかし、それに当てはまらない現象も、社会の中には沢山あって、
でも、それでも、そこには何らかの原因と結果が存在している。
その原因や状況、出ている現象を、調査を通じてデータを集めて、証明していくのが、調査の面白いところなんだと思う。
で、意外と、その一部の現象の中にその社会の特徴が出ていたりする。
それを、あくまでも客観的に捉えて理解していく必要がある。

もう一個例を出してみたい。
でも、これちょっと、極端なので、実際には調査できないような内容だし、(倫理的に)批判も出ると思うんだけど、
ま、一個人の独り言だと思って、読みたい人だけ読んでください。

昔、友達に
「きれいな人と、かっこいい人のカップルはもちろん存在する。
で、超きれいな人と、そんなにかっこよくない人のカップルはいるのに、
超かっこいい人と、きれいじゃない人のカップルはいないよねーーー」
って、言われたことがある。
で、それを聞いて、私も確かにーーと感じたのです。

「きれいな人と、かっこいい人が付き合っている」
「似たような雰囲気の2人が付き合っている」というと、原因結果がすっきりする。
でも、きっと、「超きれいな人とそんなにかっこよくない人のカップルも存在している」と言うことは、そこにも、ちゃんとした原因・理由と結果があるのです。
それを証明する調査の計画を立てたとする。
まずは、本当にそうなのか、そんな現象はあるのか、街角でカップルを一定量以上観察する。
そして、カップルが来た時に、どんなペアなのかデータを取ってみる。
そうしてみると、100組中、
20組が「超きれいな人とそんなにかっこよくない人」の組み合わせ
75組が、「同じような顔の2人」の組み合わせ
5組が「超かっこいい人と、そんなにきれいじゃない人」の組み合わせだったら、
最初の感じていた現象は、まあ、ありえるかなと客観的にもうなずける気がする。

そこで、街中の300人のカップルにアンケートを取って、どこが好きなのか、とか、付き合いだしたきっかけ、恋愛に求めるものについて質問したとする。
どこが好きなのか? と言う質問の答えに、「性格、相性、顔、第一印象、知的センス、将来性、経済面、友達、家族、自分への愛情」といった、項目にそっていくつか文章を作って、そこから3つなら3つ選んでもらったり、優先順位をつけてもらったりする。 そして回収。

で、この場合、「誰が、美人なのか」「誰がかっこいいのか」「誰がそうではないのか」を決めるのが難しいので、調査として難しいんだけど、
ま、何らかの形でちゃんと答えてくれた人たちをカテゴリーに分ける。
それで、そのカテゴリーに分けた時に、実は「超きれいな人と、そんなにかっこよくない人」のカップルの場合、他のカップルに比べて、男性が、「顔」にチェックした確立が多くて、女性が「自分への愛情、性格、経済面」等にチェックする確率が高かったら、なんとなく、その原因がわかったような気になる。
でも、それだけじゃ危ういのでインタビューでそのバイアスがない中で状況を聞いていって、データと状況があっているのか確認することも必要なんですね。で、インタビューの中で、超美人な人がどうして「自分への愛情」を一番にあげた理由を聞いてみると、昔、きれいなためにいろんな人が寄ってきたけど、そのことによって、かえって傷ついたから、今は、自分への愛情や相手の性格や誠実な部分を重視している。との答えが返ってきたら、ちょっと、アンケートより、更なるバックグラウンドが見えた気になる。
後は、「超かっこいい人と、そんなにきれいじゃないカップルの特徴」 と、一般男性の恋愛の傾向性を見たときに、その組み合わせが少ない理由も見えてくるかもしれない。

そうやって、社会の中や、現象の中に「ん??」 って思うことの中に、実は面白いものがあったりして、それを敏感に感じられるかどうかが、「センス」って物なのかもしれないと思った。 
でも、その「センス」が「独りよがり・勘違い」にならないために、沢山の研究や書物を読んだり、いろんな人からの意見を客観的に受け止めたりすることが必要になるんだと思う。


ここまで書くと、この意見に対して物申したい人が出てくるかもしれませんが、
ま、これは単なるたとえ話として軽く流してもらって、
つまり、きっと、こんな感じで、社会に、私の場合は途上国の教育現場で起きていることに敏感になって、一つ一つの意味や背景を理解する中で、ん?? って思った時がひとつの出発点になると思う。

今までで、最高に長くなったけれど、また、研究に戻りながらちゃんと論文書いていきたいと思います。
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by fujika0316 | 2009-10-23 16:55 | 近況

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