思い出話 1

あっという間に時間が過ぎていきます!!
週末は部屋の大掃除をして、食料を買い出しに行きました。
おいしい餃子がとても食べたかったから、週末作りました!!!
そうこうするうちに、ジョイントセミナーでの発表が迫ってきたよーー。
後悔しないように、いろいろ準備しようと思います

忘れないうちに、最後の週の学校訪問のことを残しておきたいと思います。

9月28日月曜日

いよいよ、最後の週です。残り3つ、観光地域の学校が残っています。
2つがSantiago Atitlanという町。 ここはハリケーンの被害が大きかった町です。
そして、もう一つが、San Pedro と言うところ。ここは本当に観光が盛んで、長期滞在者の外国人観光客が多くいる町です。

月曜日には、Santiago Atitlanの2つの学校に行ってきました。
一つ目は、中心地から歩いて5分くらいのところにある学校です。
この学校のサロンが講習会に提供されていたので、隊員のときにも何度か来たことのある学校です。
そして、もう一つは、町のはずれにあって隣町への道の近くにある学校です。
よくみたら、Letterに“午後”と書いてあったので、一日に2つの学校に行けることになりました。
(後で、それが元でお昼にレストランで食べたら、そのきゅうりがあたったんだけどね!!偶然というのは重なるものです。)

最初、教育視学官の事務所に着いたんだけど、本人がいなくって秘書の人が「待ってて」と言付けられている。というので、待っていました。
でも、時間がもったいないので、同じ建物の中に会った市の図書館へ。
本の内容を見てみると、マヤの言語のコーナーが!!
でも、よくみてみると、スペイン語の本・・・。
ということで、念入りに探していくと、何冊か、Tzutujilの本を見つけることができました。
でも、その数 約10種類、17冊くらい(見つけ切れなかった分も、もっとあると思います。)でも、事務のお姉さんに聞いたら、この図書館には約5000冊の本があると言うこと。それに比べると、本当にマヤの言語の数が絶対的に少ないことがわかります。しかも、よくみてみると、Achi語という違う言語の本も混ざっていました・・・。

そうしていても、どんどん時間が過ぎていくので、もう、そのまま小学校へ行くことに。秘書の人に伝えて、学校へと向かいました。
最初の学校に着いたら、最初に副校長先生が出てきて、二言語教育のことを聞きたいんだーと言ったら、ちょっと嫌な顔をされてしまいました。
でも、校長先生は26歳で若い先生で、2年前にも会ったことがあったので、快く対応してくれました。
でも、途中から音楽担当の先生たちが校長室に入ってきたので、ゆっくり、コミュニティーの話ができなくなってしまいました。。残念。
コミュニティーの人たちは、みんな子どもにスペイン語を勉強して欲しいと思っているので、学校でのイベントはマヤの言語とスペイン語と両方でやっているとのことでした。後は、Academias Lenguas Mayasという団体が、この地域のTzutujilという言語を教えるために、
学校のデータを書いてもらっているときに、ほとんど全員マヤの子どもたちなんだけど、2人、兄弟でメスチィソの子どもたちがいるけど、彼らは、他の子どもたちからマヤの言語を学んでいるので話すことができると言っていました。
そして、先生たちへアンケートをして、回収して終えました。

その後、教育視学官の事務所へ。
久しぶりの再会です!! 
ここの視学官は先生たちの信頼も厚くて、穏やかなおじさんです。
いろいろ話している中で、ここの図書館は素晴らしいね!!と言うと、
「この図書館は、自分が大学を卒業するときのプロジェクトで、市に提案をして作ったんだ!!」 と言うことでした。
その時の資料を見せてあげる! と言って、探してくれたんだけど、見つかりませんでした。。残念!!
30分くらいいろいろ話してお別れしました。

そして、1時までちょっと時間が会ったので、レストランと言うか、食堂のようなところへ。
欧米系の観光客も、2グループぐらいいました。
頼んだのが、鳥を揚げたものと、ご飯と、サラダが一緒になったもの。
そのサラダと言うか、野菜がきゅうりと、たまねぎと、トマトで、
たぶん、そのきゅうりと言うか、水に含まれていたバクテリアに後々苦しむことになるのでした。。。。。

お昼を食べた後、もう一つの学校へ。
この学校の校長先生も、20代後半の若い女性の先生でした。
この先生からは、詳しくいろんな話を聞くことができました。
コミュニティからは、特にスペイン語やマヤの言語を教えて欲しいと言った要求は無いとのことでした。でも、子どもたちは最初、ほとんどスペイン語がわからない状態で入学してくるので、単語の意味を説明するところからはじめると言うことです。
幼稚園の時点で、マヤ・スペイン語含め、文字を覚えること、読むことを勉強して、小学校1年生から書くことを勉強するそうです。そして、6年生になる頃には読み書きができるようになっているとのことです。
そして、この学校には、前にも出てきたAcademias Lenguas Mayas と言う団体が、学校まで直接来て講習会をしてくれると言うことでした。
講習会では、読み書きや作文、文法について教えてくれたそうです。

教育省への提案としては、教科書や教材をちゃんと配布して欲しいと言うこと、先生自信がマヤの言語を勉強するための教材が欲しいと言うこと、教科書が来ても、子どもたち全体の3分の1の人数分しか届かないので、全員分届くようにして欲しい。とのことでした。

面白かったのは、家で、どのように子どもたちにマヤの言語を教えているのか、子どもたち自身が、どの程度学んでいるのか?を聞いたときに、
自分自身は、昔、家で父母や祖父母にいろんな昔話や地域の歴史等を聞いて、覚えているんだけど、そういった話を学校で子どもたちにすると、家でそういったお話を聞いている子どもと、聞いていない子どもに別れると言うことでした。
それぞれの家庭で親が離婚していたり、お父さんがいても、山のほうに農作業に行っていて子どもたちと触れ合う機会の少ないお父さんが多くて、そういった伝統を家庭で伝えていける家族が少なくなっているとのことでした。

その後、各学級の先生たちにアンケートを配って、回収をしました。
学級を回っているときに気づいたんだけど、午後の学校と言うのは、人学級の子どもの人数も少ないけれど、留年したと思われるような、体の大きい子どもたちが多くいると言うことでした。
やっぱり、留年して、自分より年下の子どもと一緒に勉強するのはストレスがたまるもの。
だから、午後の学校のほうが子どもの人数は少ないし、同じ境遇の子どもがいるから勉強しやすいのかな?と思いました。

アンケートを回収し終わった後に、4年前のハリケーンで埋もれてしまった町へ。
2年ぶりの訪問になります。
2つの村があって、一つは仮設住宅があるところ、一つは、本当に土砂で埋もれてしまったところなんだけど、
時間が少なくて、仮設住宅があるほうの町にしかいけませんでした。
入り口でピックアップトラックから降りて、村のほうに行くと、
青い糸トンボが沢山飛んでいたよ。

この仮設住宅の入り口の小さな家には、子どもたちがいて、
いつも、ビーズで作ったアクセサリーを売っていた。
でも、今日は子どもたちが来ない。
何でだろうと思うと、もう、家自体がなくなっていた。
そう、新しいところへ引っ越したのだ。

住宅の60から70パーセントくらいはもう、なかったかな。
仮説住宅は、木とビニールでできているんだけど、引っ越すと同時に、それらもなくなっているのが面白かった。
きっと、木はかまどに使われて、ビニールは、何かに使っているか捨てたのだろう。
その辺にいた人に聞いてみると、残り、300人くらいがまだここに残っているということだった。
ハリケーンから4年経って、大分変化したけれど、それでもまだ、仮設住宅に住み続けている人がいるってことに、いろいろ考えたよ。

村自体が埋もれてしまったところは、道から眺めただけなんだけど、沢山の木が生い茂っていて、林みたいになっていました。

その後、もう一度、市の図書館に行って本を探した後に、船に乗って帰りました。
船の中から気持ち悪かったんだけど、家についたら、何も気力がなくて、
とりあえず、シャワーを浴びたら、気持ち悪くなってはいてしまい、それから、下痢と吐き気のパレードです。
あーあ。始まっちゃいました。お昼の怪しげなきゅうりというか、水というか。
あの時、一瞬迷ったんだけど、食べなきゃ良かったーー
と後悔しても遅く、、、、、
でも、火曜日は学校に行かなくてすんだので、家で休み、午後から約束があってカフェに行ったんだけど、そこで飲んだミルクチョコレート(これを頼んだ私がバカだった)を、また全部出してしまい、、、、
薬のみたいけど、何か食べないと飲めないし、でも、食べるために野菜のスープを作る気力もなく。それでも気合で作ったんだけど、食べたら気持ち悪くなるし、、、。
何度も病院にいこうと思ったんだけど、昔、隊員のときに入院したら、今度はダニにやられてもっと苦しい思いをしたのを思い出して、結局我慢し続けたのでした。
ああーーー。大変だったよーー。弱気になった自分もいたし、最後、執念で残りの一校を訪ねて、終わったときの安堵感。。。 
ま、日本に帰ってきた今となってはいい思い出です。
やっぱり、苦労して、初めてわかる人の心もあるんだなと、改めて思ったよ。

でもやっぱり、健康が第一だねーー
by fujika0316 | 2009-10-13 09:21 | 近況
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