空ノウタ


9月25日 アベントゥーラな一日

いよいよ、金曜日。Nahuala市最後の小学校です。
この3日間、6時10分ごろ家を出て、30分発のバスに乗っていたんだけど、そのバスとも今日でお別れです。運転手さんも、お金を集めるおじさんも、最後は笑顔で挨拶してくれました。

Nahuala市の中心地について、コミュニティに行くためのトゥクトゥクを探す。このコミュニティは山の上にあるので、公共のミニバスも、ピックアップトラックも走っていないのです。
トゥクトゥクは3輪バイクで後ろに座席がついているものです。
てくてく歩いていたら、誰も乗っていないトゥクトゥクがあったので、10Q(130円くらい)で乗せてもらうことにしました。
お兄ちゃんは、どこから来たのか、自分も日本に行きたい。と言ったので、奨学金を取ったら??みたいな話をしながら、ものすごい山道を登りながら10分くらいで学校に着きました。

そして、学校に向けて歩き出し、帽子をかぶろうと思ったら、、、、

ない!!!

そうだ!!トゥくトゥクに忘れてきたんだ!! と気づき、振り向いても、そこにはトゥクトゥクはもういない。。。もう、帰ってしまったのです!!

この日、私は貴重品は斜め掛けのバックに入れて、アンケートや水、お土産や防止を手提げバックに入れていたのですが、トゥクトゥクに乗ったときに、あまりの山道で落ちたら困ると思って後ろの棚に置いたのですが、そのまま忘れて降りてしまったのです。

ま、とりあえず、中心地まで戻るしかない!!と思って、急いで歩いて山を下りました。
もし、バックが見つからなくても、メモリースティックにアンケートのファイルがあるから中心地で印刷とコピーをもう一回して戻ればいいや!!と思いながら、見つかるように心で祈りながら山を下る。

でも、山道ですれ違う人は私を見て笑い出す。
そうよね、こんな山の中で、チニータ(アジア系の顔をした女の子)が急いで山を下っていったら、誰も面白いと思うよねー。まるでマンガみたい。と思いながら下る。

トゥクトゥクでの記憶をたどると、赤いボディで、屋根の色は覚えていなくて、お兄ちゃんが黄色い上着を着ていたことくらい。。。ま、そんな貴重品も入っていないから黄色いお兄ちゃんが見つかれば大丈夫だろう。と思いつつ、最後、町に向かって坂を上っていたときに、目の前を黄色い服を着たトゥクトゥクが、町から村のほうへ走り去っていったのです。もしかしたらあれかもしれないし、違うかもしれない。屋根を見たら黒と黄色のカバーでした。きっと、お兄ちゃんは黄色が好きなんだ。と思いつつ、、
ここまで来たらマンガだわ。と思って、戻ってくるのを待つことにしました。
どきどきしながら、待つこと10分。戻ってきました!!そしたら、やっぱり、そのお兄ちゃんで、バック、忘れてるよーと言って、渡してくれて、また去っていきました。
無事に、アンケートも、お土産も、帽子も戻ってきて出直しです。
あぁ。本当に、忘れ物が多いと言うか、ちょっと気を抜くとなんかしでかすんだよね・・
すでに、これだけで一時間くらい経っちゃったけど、ま、しょうがないですね。

もう一度、小学校へ。
小学校へ近づくと、沢山のインディヘナのお母さんたちが学校の前に座っていて、なにやら不穏な雰囲気。ちょっと、どきどきしながら、学校に入ると、先生たちが中庭に集まっていました。
子どもたちは各教室で遊んでいる雰囲気です。
校長先生に、事情を話すと、校長室へ行こう!!大丈夫だから。ということで、
まずは校長先生と話すことにしました。
そしたら、この校長先生、実は、キチェ語の小学校の一年生用の教材を自分で作っていると言うのです。二言語教育に積極的に取り組んでる先生でした。コミュニティーのことも聞きながら、どうして、自分で教材を作ってまで取り組もうとしているのかを聞いたら、
最初は「キチェ語が好きだから」と言うことだったんだけど、もっと深く聞いていくうちに、いろいろ面白い話をしてくれました。
書くと長くなるから省略するけど、この先生が生まれる前におじいちゃんがお母さんに対して「あなたは、将来一人の息子を持つだろう。その子に○○と言う名前をつけなさい。その子には、これこれということを人生の中でして行くだろう。」と言われたそうです。
そして、お兄さんもいたんだけど、なぜか、この先生に○○と言う名前がつけられて、自分は、気づいてみたら、その言われた通りの人生を歩んできたんだよ。キチェ語の教育に貢献することは、その中の一つなのだそうです。
そして、キチェ語の教育だけじゃなくて、マヤの宇宙観やカレンダーについても、先生たちに聞かれたら教えてあげるそうです。そして、グアテマラ全国の二言語教育の講習会があるときには首都に呼ばれて話をしたり、マヤのお祈りをしたりするそうです。
そして、マヤのカレンダーで、今日は何の日か見てくれたら、Sabiduria(知識とか賢明さ)の日だそうです。ぴったりだねーーとか話しながら、子どもたちや教材についても話をしました。

そして、その後先生たちにアンケートを取ることに。
でも、教室を訪ねても、先生たちはいなくて、子どもたちは遊び回っています。
すると、じゃ、一人の先生を呼んで来るから!!といって、6年生の先生を呼んで来てくれました。
アンケートを書いてくれた後、隣に行っても誰もいない。
と言うことで、子どもたちと話していたら、また、校長先生が来て、こっちに先生たちが集まっているから、そこに来たらどうかと言ってくれて、台所まで行きました。
でも、そこに入ると、雰囲気が暗くて緊張しつつ、笑顔を作りつつ、なぜ自分が来たのか、アンケートをしたいことを伝えて、配っていきました。
でも、先生たちの表情は硬くって、アンケートを記入してもらっている間、胃が痛かったです。
ただでさえ、学校の先生って、自分が評価されるのって、そんなに好きじゃないと思う。教育って、口で言うほど簡単じゃないものだし、結果が出るまでに時間がかかるし、子どもの成長には学校だけでなく家庭環境も大きく影響している。グアテマラの先生たちも、自分の授業も試行錯誤しながらやっていると思うんだよね。そんなところに、へんな日本人の女の子が来て、調査したいって言われたら、やっぱり、嫌な気持ちがしてもしょうがないと思う。しかも、調べていくうちにわかったけど、二言語教育は、先生たちにとっても、痛い分野なんだよね。自分が話すことができても、教えることはとても難しい。そんなテーマについてのアンケートだって言われたら、嫌な気持ちがしてもしょうがない。私も、そんな先生たちの気持ちが想像つくだけに、自分も心が痛くなる。いっそのこと、自分が無神経な人になったほうが、人生楽なんじゃないかって思うこともしばしば。でも、やっぱり、相手の気持ちを考えちゃうんだよね。そう思う度に、この分野は自分は向いていないんじゃないかと思ってしまう。マヤのことや、マヤの人たちのこと、二言語教育のこと、内戦のこと、それらに触れたくなかったのは、それらの分野が繊細だから、そして奥が深いってことに気づいていたからだと思う。
でも、はじめちゃったし、ここまできたから、とりあえず、今回は最後まで頑張ろうと思う。

頑張って笑顔を作って、学校を後にする。
もう、コミュニティーの他の人たちを話す元気はなかったので、中心地に戻って、教育委員会の先生に挨拶してから、家へ戻ることにした。

うまい具合に、トゥクトゥクが見つかって、もう、歩いて山を降りなくてすんだ。
そして、教育委員会のところへ。
おじさんと話して、3日間のお礼を言って、教材の話や、教育の話をする。
すると、「最初の学校のサルバドールという先生とは話はできたか?」と聞かれる。
実は、この先生、2日前に学校に行ったときには丁度お休みを取っていて、アンケートも取れなかったし、話もできなかったのだ。それを言うと、「この先生は、自分で教材を作って出版もしているから、是非話をしたらいいよ。」と言われたので、最後にもう一回訪ねることにした。

教育委員会を出て、中心地の小学校へ。
校長先生に挨拶をして、その先生のクラスに行って、事情を話して、5分だけ話をしたいから、授業が終わるまで待ってるね。と言うと、ちょっと、不機嫌な顔をしながら、じゃ、子どもたちに課題を出すから、それからちょっとだけ話そう。と言われて外で待っていた。
すると、出てきてくれて、話を始める。
私が、そんなに悪い意図を持っていないってわかってくれたらしくて、途中から気持ちも変わったらしく、いろいろ話をしてくれた。そして、出版された本が欲しいって言うと、じゃ、授業が全部終わったら、家へ行こう!!と言ってくれたので、そうすることにした。外で待ちながら、話の内容をメモしていた。

そして、授業が終わって、先生が出てくる。
そのまま学校の外へ。4人の担当のクラスの二年生の女の子たちも途中まで一緒に帰る。みんな、先生が好きみたいで、すごくかわいかった。

そのままお家へ。そして、お昼ご飯も招待してくれました。
家族のこと、マヤの文化のこと、いろいろ、色ーーんなはなしが聞けて面白かったです。こんなことなら、協力隊のときから、もうちょっと興味持って見ておけばよかったと思ったのでした。

そして、家へ。今日は、Xelaという県の村で看護師さんとして働いている友達が遊びに来てくれる日なのです。
途中から雨が降ってきたので、彼女が雨にぬれないように!!と思いながら。
家に帰って、荷物を置いて、整理していたら、もうすぐ着きそうとの電話が。
そして、外に出ると、雨は一旦やんでくれました。

ソロラ市までバスで行って再会。豆乳アイスを食べ、いろんな話をしながら。家へ帰りました。もう、その日は雨も降ってきたので家でずっといろんな話をしていました。
彼女はマヤの村に住んでいて、マヤのお家にホームステイしているので、仕事の話も含め、すごく面白かったです。久しぶりに、ビールも飲んだよ。
グアテマラに来てから緊張のしっぱなしで、朝も早いから、ビール飲む気にもならなかったけど、学校の訪問も3分の2が終わり、一番大変な地域も今日で終わったのでちょっと、一安心です。

Adventure 。 
アドベンチャー 。

スペイン語で、Aventura (アベントゥーラ) と言います。
ちょっと、聞いた感じ、アドベンチャーよりも間抜けでしょ??(笑)

今日、一日は、Adventure と言うより、アベントゥーラな一日だったわ。
と、一日を振り返って、思い出し笑いするのでした。
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by fujika0316 | 2009-09-28 06:17 | グアテマラ

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世界一美しいといわれているアティトラン湖を擁する、グアテマラのソロラ県で環境教育の活動をしています。思ったことを、素直に・・・
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