空ノウタ


18日のことと、修士論文のこと。

ついに行ってきました!!2つの小学校へ

もちろん、すごく疲れたし、難しかったーーーー。
いろいろアンケートの問題点も見つかり、この週末、いろいろ考える必要があります。
でも、とにかくやるしかない。1日まで。
やっぱり、一人で調査をするということは、誰も相談する人が近くにいないので孤独です。本当にこれであっているのか、リサーチクエスチョンの焦点、アンケートの内容、アンケートの方法、インタビューの仕方。悩むことだらけです。
小学校にたどり着くまではいろんな人が助けてくれたし協力隊のときに学んできたことでカバーしたけど、どう調査するかは、全部自分次第。そのプレッシャーや、本当にこれからデータを取っていってちゃんと結果が出るのか。何度も、何度も自分に問いかけながら。葛藤しながらです。

ちょっと、今日は一体何を自分が調べようとしているのか、今日見つかった課題を自分のためにも整理しようと思います。あ、絶対長くなってしまいます。ごめんなさい。

って、本当に長くなったので、3つに分けて書きます。
1、今調べている分野・テーマについて
2、具体的に、調査しようとしていること、リサーチクエスチョンについて
3、今の課題

まず、自分が何を見たいのかということについて。

実は、最初は教員研修を見ようとしていた。
でも、グアテマラの教育のことや、歴史、内戦のこととその背景、それが終結したときの平和協定、その項目、今の教育政策、そして、自分が2年間感じてきたこと。

それらを見てきたときに、”教員研修”というテーマを取ってみても、“教員評価”というテーマに変えてみたとしても、必ず出てくる要素がある。それが、先住民族、グアテマラで言うところのインディヘナのことなのです。2002年の時点でグアテマラの先住民族の割合は国全体で、40%ソロラ県に関しては90%を超えている。つまり、普通の日本人が持っている先住民族=少数 という感じではない。でも、その先住民族の中でも3つの民族があって、その中のMayaは更に21ものグループに分かれていて、それぞれの言語を使用している。ソロラ県においては、3つのグループ(カクチケル、ツトゥヒル、キチェ)に別れているのです。
国民の40%も占めていたら、いろんなところで配慮されていても当たり前と言ったら、本当に当たり前なんだけど、私は、実はぎりぎりまでそこには触れないでおこうと思っていたのだ。その理由は、協力隊時代の2年間にあるんだけどね。長くなるので、またいつか。

でも、例えば、教育の中でも“教員研修”でくくってみて、グアテマラにどんな影響?というか、現象?というか(うまい日本語がわからない。。)があるのか。最初は、教員研修に参加すると、その分、教員の評価が高くなることが教員の研修に参加するインセンティブにつながっているんじゃないか?という仮定の下、教員の評価方法を見てみると、実は、二言語話せることがより良い評価につながっていたりするのです。そうして葛藤している中で、指導教員の先生が時間を取ってくださっていて、いろいろ対話をする中で、二言語をテーマにしたほうが、いいんじゃないか??ということになったのです。

修士論文は、自分が知りたいことを調べるべきだ。と言われたこともある。
確かにそうだと思う。自分が興味がないことは本当に調べられないと思う。
でも、グアテマラという全く異なる文化の国・文脈の違う社会の中で、自分という外部の人間が、自分の興味があるテーマのめがねを掛けて見てみると、実はその社会に存在している大きな要素を見落としてしまって、何かを見れたようで自分の我見で判ったつもりになってしまうこともあると思う。
教員研修は、自分が大事だと思っているテーマだけど、グアテマラという国、社会、教育、教員の質、小学校レベル、教員研修、と考えていったときに、自分は、教員研修の前に、グアテマラの小学校における現状を本当に理解しているのか??
という疑問になったのです。
だから、一旦、教員研修からちょっと離れてグアテマラの、自分がいたソロラ県という場所の教育を理解するのに絶対通らなきゃいけない二言語を見てみようとすんなり納得したのです。
ここから、次へつなげていけるのかは、正直、今の私にはわからない。けれど、でも、また、現地に来て、いろんな人と話したり、もう一度いろんな文献を読んだりしていくうちに、あ、やっぱり、このテーマは大事だと思ったのです。

日本に帰ってきてから小学校で働いていたときに、在日外国人の子どもたちに日本語を教えたり、彼らが日本の学校に適応する手助けをしたりする教室でちょっとだけ働いていた。その仕事は私にとって、とても面白かった。なぜなら、彼らは、言語さえできれば、学力を伸ばすことができるから。逆に、言語ができないせいで、他の子どもたちより、悔しい思いや、やりきれない思いをしていたりする。逆に、人の優しさを感じることもあるかもしれない。でも、やっぱり、言語って人間として生きていく中ですごく大事なんだよね。

それが、グアテマラでは、同じ国で、同じ国民同士で、言語を通して矛盾や差別が存在してしまっているのだ。例えば、学校教育を受けることができなかったおばあちゃんと、スペイン語を話せるお姉ちゃんが、市場で、隣同士でジャガイモを売っていたとする。
そこに、例えば外国人である私がジャガイモを買おうとしたときに、言語の通じないおばあちゃんがどんなに立派なジャガイモを売っていても、値段がわからないために買いたくても買えないから、隣のお姉ちゃんからジャガイモを買う。こんな良くあるケースが重なると、やっぱり、スペイン語が話せないせいで、おばあちゃんは経済活動の機会がお姉ちゃんより減ってしまうのだ。
目の前で、お客を奪われていく経験をしているおばあちゃんが、自分はスペイン語が話せないせいで悔しい思いをしたから、孫に「学校に行って、ちゃんと勉強するんだよ!!」と言い、学校の先生に、「マヤの言語は家で話しているから、スペイン語を教えて欲しい」と頼む。こんなケースは容易に想像がつくのです。そういった現象が、本当に起きているのか、起きていないのか。起きているとしたら、どのように学校の教育に影響を与えているのか。を見ることも必要だし、
同時に、学校で、先生たちがどのようにマヤの言語を捉え、教えているのか、何を必要としているのかも見る必要がある。本当に、「スペイン語のほうが大事だから、マヤの言語を教える必要はない」と思っているのか、それとも「母語がしっかりできていないとスペイン語も話せるようにならないから、最初に母語であるマヤの言語を教えないといけない」と思っているのか。いろんなケースが考えられるのです。日本だって、英語を離せなくて苦労した親が、子どもを塾に入れるケースがあるでしょ??そんなような二言語教育の現状を、グアテマラ共和国のソロラ県ではどうなっているのか見てみよう。と言うことが修士論文のテーマなのです。
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by fujika0316 | 2009-09-21 13:05 | グアテマラ

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世界一美しいといわれているアティトラン湖を擁する、グアテマラのソロラ県で環境教育の活動をしています。思ったことを、素直に・・・
by fujika0316
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