9月14日

いよいよ、明日が独立記念日ということで、町中がバンドの演奏であふれています。
そんな中いよいよ2年ぶりに以前働いていた事務所へ。
PanajachelからバスでSololaへ。途中でおやつのパンも買いました☆
でも、やっぱり、緊張していたみたいで、事務所の近くまで来たら、イベントで沢山の人が集まっていたのもあって、ちょっと気持ち悪くなりました。
でも、えい!! って思って事務所に入ると、受付のところに懐かしい顔が!!
そして、次から次へと、懐かしい人たちが現れて、挨拶、挨拶です!!
元気だったー?? どうして来たの?? いつから来たの? 今、何しているの? いつまでいるの? いつ、日本に帰ったんだった? 結婚した? の繰り返し(笑)
懐かしいというか、この、変わらない感じに逆に安心できました。
でも、事務所自体は私がいたときから工事していたのが完成して、建物が2倍くらいになっていました。そして、事務所のメンバーも今では100人くらいいるということです!!
もちろん、新しい人たちも沢山いました。
それまでの緊張が嘘みたいに元気をもらっている自分がいました。

そして、二言語教育を扱っている部署へ。
ここは、前の教育開発局と二言語教育が一緒になった、今では一大組織です。
私の後任も、算数関係の隊員も配属されているところです。

ひさしぶりに後任に会い、他のメンバーにも会いました。
そんな中、算数教育のカウンターパートの人は、私がいたときから働いていたんだけど、ツトゥヒルというマヤの中の一つのグループ出身の人なので、自分がどんなことを調べたいのかを話をしたら、いろいろ彼の考えていることを話してくれました。
許可を取って録音させてもらったんだけど、いろいろ参考になりました。
これまで、グアテマラに来てから、首都の人や、昨日のおじさんにも話を聞いたんだけど、メスティソの人の考えと、マヤの人の考えには、やっぱり違うものがありました。
彼の考えは、マヤの子どもたちは、家ではマヤの言語で話しているから、
学校の授業でスペイン語で説明してわからなかったことが、マヤで説明すると
すぐにわかることが良くある。だから、彼らが授業を理解するためにはマヤの言語はとても役に立つ。 でも、基本的には話すことと聞くことはできるけれど、読むこと、書くことは勉強しないとできるようにならない。学校においては、マヤの単語と、スペイン語の単語をつなげることが必要だ。 その、一方で、親たちは学校で子どもがマヤの言語を勉強することに反対で、それよりも、スペイン語を勉強して欲しいと思っている。なぜなら、親自身がスペイン語を話せなかったために沢山苦労していて、子どもたちには同じ苦労をして欲しくないと思っているから。    
というようなことでした。
録音もさせてもらったので、これから文章に起こしていきます。。。

その後は、以前、地方の町の教育委員会で働いていたおじさんが
事務所に移って来ていたので、そのおじさんにも簡単にインタビュー。
そのおじさんは、二言語教育は、テキストや、お金がなくても、先生たちの意思があればできる。なぜなら、昔、おじいさんたちはテキストも、お金もないけれど、子どもたちに自分たちの言語を教えてきた。だから、教師たちは、テキストがないとか、お金がないとか言うけれど、本当は、先生たちの意思ややる気があるかないかが、一番影響しているんだ。 という考えでした。 このインタビューも録音できました。

その辺りのインタビューを終えて一息ついた後、前のカウンターパートと、算数教育の二人と4人でお昼ご飯を食べに行きました。

そして、事務所に帰ってきた後、いよいよ、二言語教育の局長とお話を。
冗談が好きなおじさんですが、途中から二言語教育の担当者も交えて話をすることができました。
学校の先生たちに焦点を当てたいこと。
どんな風に二言語教育に取り組んでいるのかを知りたいこと。を話すと、
まず、聞かれたのが、ソロラには3つのマヤの言語を話す地域(カクチケル、ツトゥヒル、キチェ)に分かれているけど、どこかに絞りたいのか、それとも、全部訪ねたいのか? と聞かれたので、
私は、言語への取り組みは、言語そのものよりも、地域的な特色が影響を与えていると思う。
だから、Urban、Rural, Remote, と観光地域に分けて訪ねたい。というと、
わかった。
この県は、その3つの言語が ちょうど、そのような地域に分かれている。
つまり、Urban が カクチケル、 Rural、Remote がキチェ、観光地域がツトゥヒルだ。だから、その地域から、それぞれ選んだらどうか。
と提案してくれて、私の日程に合わせて学校のリストを作ってくれて、しかも、ちゃんと調査が行えるように、レターを作ってくれることになりました。。。。

もう、本当に、涙・涙で嬉しかったです。
どちらにしろ、学校は16日まで休みだそうなので、現場は17日からで、
16日の午前中に事務所に来て、レターを受け取り、私のアンケートをチェックしてもらうことになりました。
アンケートは、やっぱり、みんな嫌がるそうなので、1枚、多くても2枚以内に収めるように。ということでした。
だから、明日、15日の独立記念日に、焦点をもっと絞って、アンケートを完成させて、これからに備えたいと思います。
16日には、識字を担当している組織も訪ねてみようと思います。

これで、やっとスタートラインに立てたんだけど、一人で、全部調査を進めるって言うのは、自分の生活も含め本当に大変なんだなと実感する日々です。
でも、大変なことが多い分、一つ進んだときの喜びも大きくて。
この、全ての経験を自分の成長につなげられるように頑張ろうと思います。
by fujika0316 | 2009-09-16 08:37 | グアテマラ
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